アーシング。僕はこの言葉が大嫌い。変な造語と思っています。でも一般には通じ易いかなと思って使います。

BMの所にも書きましたが、こんな物が効いてしまうなんて、元々の配線の引き回しが悪いだけで、シッカリとした引き回しのして有るハーネスでしたら効果は有りません。

でも、現実には効いてしまう。メーカーさんの勉強不足かコストダウンで仕方がないのか・・・・。

で、本当はイグニッションコイルの交換をしたいんですが、これは完全なコストアップ。一番お金が掛からない方法でチョット悪戯(笑)。

ご自分で弄るなら数十円で出来ます。

アーシングの基本は迷走電流の排除。その意味が判っていないチューニング屋さんが、何か訳の判らない配線の束を売っています。ヘタな鉄砲も数撃ちゃ当たる。の心境なんでしょうね。ST君のイグニッション回路はとてもシンプル。そんなに沢山の配線は要りません。たった一本。CDIでもフルトラでも(注1)この部分は一緒です。

写真のシリンダーヘッドのネジを緩め、圧着端子を取り付け、2スクエア以上の配線を取り付けます。線の長さは20cmも有れば十分です。

 

注1) STは標準モデルとEモデルでは点火系が違っています。標準はフルトラ、EタイプはCDIです。アーシングの方法は基本的に同一です。只標準タイプにはコイルコアへ配線が来ていません。構わず写真の様に配線をして下さい。標準モデルはコアへの配線はアーシングの配線1本だけになります。

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