紅葉は綺麗だけど、すぐ下はダム湖。ガードレール迄寄れないピンキー君(高所恐怖症)。
こわごわの写真撮影。
気を取り直し出発。県道26を南下。途中から39号野麦線に入ります。最初の内は快適なワィンディング。此れならピンキー号でも楽勝だなーー。
世の中そんなに甘くない。段々と道は狭くなり、登りに掛かる。
此方は北斜面。お日様があたらない。つまり夜露で濡れたまま。其処へ今の季節の落ち葉がタップリ。バイク乗りなら判るシチュエーション。
勾配は段々きつくなる。カーブもドンドンタイトに。
登り右コーナー。急坂180度ターン。路面一面に落ち葉。勿論濡れている。道幅4輪がいっぱいいっぱい。ガードレールは無し。
ハタカブにすれば良かった。兎に角スロットル一定。STの低速トルクに頼るしかなし。
がちがちの両腕で何とかクリアー。ホッ。
こんな所が有るので、ドンツキの有るエンジンは駄目なんです。STももうチョイフライホイールが重ければ、走り易いんですけどね。
その後は兎に角安全運転。景色なんて見ません(怖い)。
でも、何とかたどり着いた野麦峠。
後ろには乗鞍が薄っすらと雪化粧。
其処へ60代半ばと思われるご夫婦登場。STのナンバーを見て『東京からですか?一人旅?』僕はニコニコしながら『エー、そうです。』
この寒い中、こんな所へバイクで来なくても、と顔が言っている。
まあ、常識人ならそうでしょうね。
でも・・・・・・・・。