PCVへの発展。

オイル漏れの修理と言う、何ともの理由で取り付けましたワンウェイバルブ。

其れ成りに効果が有り、一時凌ぎの心算が15000kmも走ってしまいました。

でも、問題。なんせ、ブリザーが逆流できないのです。つまりクランクケースに入ってくるのはブローバイガスだけ。

チョット拙いよなー。

更にオイル交換時。ドレンを外してもオイルが出て来ない。フィラーキャップを外すとドバー。笑えると言うか何と言うか・・・・・・・・。

ハタカブで成功しているPCV方式に変えたいな。

ヤット重い腰を上げて作る事に・・・・・。

二輪では馴染みの無いPCVバルブ。バイク界で騒がれている内圧コントロールバルブはクランクケースから排出するだけ。

PCVはクランクケースに新鮮な空気を戻します。

PCVの良さはハタカブで実感。ブローバイが増え過ぎませんし、クランクケース内部の温度上昇も少なくなるのです。

僕の考えている略図です。

つまり、クランクケースからはワンウェイバルブとリターンホースの両方から排出します。

ピストンが上昇。クランクケース内の圧力が下がるとワンウェイバルブは塞がり、リターンホースから若干の新気を注入。

リターンホースにはオリフィスが仕込んで有り、排出量より少ない量しか戻らない様に調整。

結果、クランクケース内は負圧を維持し、新気が入るので内部はブローバイだけで満たされる状態を避けられ、新気で冷やされる、と言う欲張りな方法なのです。

其の排出部。オイルフィラーキャップを外し、ワンウェイバルブを内蔵したキャップを取り付け、配管をしています。

 

 

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