軸受け部に使うニードルローラーベアリングです。大きい方が中継用?小さいのがシフトペダルシャフト用です。シフトペダルシャフトには単に回転モーメントだけでなく、捩れの力が加わりますので、軸受け長はある程度欲しいですが、小径で長いベアリングは見当たりませんでした。其の為、10mmの長さのベアリングを2個入れる事にしました。

大きい方はシェルが削出しで強度が有ります。小さい方はシェルが打ち抜きですので薄く強度は期待出来ません。小径の方にも大きい方と同じベアリングを使いたかったのですが肉厚が厚い物しかない(構造上仕方が無い。)ので、諦めました。

削出しと言っても一個¥600。小さい方はたったの¥233です。此処にニードルを使っていると謳い文句にしているメーカー製を見ますがたいしたコストでは有りません。僕が個人的に買って来てこの値段ですからメーカーが大量に仕入れたら・・・・・。

正直な所メタルで作りたかったのですが、メンドウでベアリングにしたのです。此処のように回転するのでは無く、往復運動で捩れが加わる所にはメタルの方が信頼性は上です。

メタルよりベアリングの方が高級と思われている様な風潮を感じますが、安物旋盤の軸受けはベアリングで、高級精密旋盤の軸受けはメタルで出来ている事を知るべきです。

ベアリングが手に入りましたので、やっとリンクに掛かれますが、中継地点のレバーをどう作れば良いか悩んでいます。(メーカーなら迷わずキャストですが一個ではそうもいかず・・・・・。)

2006.6.7

NEXT