無事にスイングアーム周りがつきました。最初にスィングアームだけを取り付けます。ファイナルをつけてしまうと、重くて大変です。リアサスがつかないうちは、スィングアームは垂れ下がってしまいます。其の時フレームに傷を付けやすいので、スィングアーム真上のパイプとスィングアームの間に、ウェスを挟んでおくと傷を付けません。

ベアリングにはこれでもかってくらいグリスを塗ります。スィングアームのベアリングアウターの底も、グリスで満たします。インナーを押し込むと溢れるくらいタップリと。

其の状態で、先に作ったテフロンの蓋をしますので、内部はグリスで満たされた状態に成ります。こうすれば、少々の水にはびくともしません。此処もグリスはウレアです。

テフロンカラーの厚みを現物合せで作りましたので、スィングアームの左右の位置調整も有りません。(隙間が無い。)

トルクは、エンジンマウントをすると狂ってきますので、程ほどに締めて置きます。もっともミッションを乗せる時に、スィングアームはもう一度外します。其の時は後輪もつけたままで僕は行ないますが。

その後、スィングアーム後部を脱脂、ファイナルのマウント部も脱脂。液体パッキンを塗って組み付けです。此処にガスケットの類を入れますと、スィングアームの強度が保障できなく成ります。二本サス時代は入っていたみたいですが、非常に薄い物ですし、左右にスィングアームが有るからこそ出来る方法で、モノサスではご法度です。ナゼこんな事を書くのかと言いますと、モノサスにも二本サス時代のガスケットを付ける事が出来、其れを薦めている人を見かけたからです。メーカーが付けないのは何か理由が有るか、コストダウンかのどちらかです。其れを見抜けないのなら、メーカー指示に従うべきです。

ブレーキシューには油っ気は厳禁ですので、よく手を洗い組み付けます。

その後、ホイールの取り付け面をクリーニング。同じくホイールもクリーニング。その後組み付けです。

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