マスキング
文章だけで勘弁してください。慣れてないので写真を撮る余裕が有りませんでした。
レッドが十分に乾いてから(ウレタンですので48時間)マスキングテープを、文字入れする処に貼ります。3次曲面ですから、幅の広いテープを使いますと皺がよってしまう恐れが有りますので、17mm幅を3列に貼りました。
此処に文字を書くのですが、私の文字では感心しません。レタリングの本を購入し、気に入った文字を選びました。(複雑な字体ですと、後が大変ですから止めました。)
見本文字のページをコンビニのコピー機でコピーします。その時文字サイズも、丁度良くなるように倍率で調整します。(この文字サイズで、タンク文字に成りますので慎重に)
コピーしてきた文字を、必要な文字だけ切り抜き(周りに白い処が有ってもOK)、白い紙に並べて張り付けます。(文字間隔もこの時に決まります。)
これをもう一度コピーしますと、入れる文字デザインの紙が出来ます。これを適当な大きさに切り、マスキングテープの上に貼り付けます。のりが乾いたら、よく切れるカッターナイフで文字の周りを切ります。
この時、下の塗装に若干ナイフの先が入っても大丈夫です。(此処まで入れないとマスキングテープが切れません。)
丁寧に不要なところを剥がします。これで文字の形にマスキングが出来ました。
此処から次の塗装です。僕の場合はイエローで塗りました。先に全部レッドで塗ったのは正解でした。隠蔽力が弱く、一回吹いたら朱色、二回で橙、三回で山吹色。艶の出る塗料ほど顔料成分が少ないので下の色が透けてしまうのです。
結局5回も吹きましたら、イエローになりました。(笑)
さあマスキングの剥がし作業です。これはテキパキとしないと大変です。完全に塗装が乾きますと、割れてしまいますし、乾きが甘いと糸を引いてしまいます。上塗りが厚いので苦労しました。この辺のコツは経験以外は無さそうです。文字の周りも生乾きですから、力を込めて触れられません。暫らくぶりの作業でしたので、一回練習してからの方が良かったと思っています。
マスキングを剥がしたら、完全硬化まで待ってから文字の縁のバリをペーパーで削り取ります。残りの部分もクリアーのノリが良くなるように水研ぎです。とにかく塗装は下準備です。
オーディオコーナーでマスキング塗装を実践した写真をアップしました。そちらも覗いて見てください。