ご存知の愛称茶筒、正しくはイグニッショントリガー。点火時期と進角特性を司っている点火系の心臓部です。内容はホール素子による点火タイミングのピックアップと、遠心ガバナーによる進角を行なっています。メンテで書いたように、最初に付いていた物は不良でした。エンジンの回転が上がると、進角が進み、適正で止まらず、ドンドン進角してしまうと言うとんでもない故障です。気付かずに高回転を多用していたら、ピストンに穴を開けかねません。(ガスを濃くしてノッキングを防いでいました。)症状としては5000rpm以上で、エンジンがイヤイヤします。廻るけど何か壊れそうなフィーリング。
トリガーを交換する事によって治り、不良トリガーが余りました。でも症状から見てガバナーの不良でしょうし、純粋に機械式でしょうから、修理可能です。スペアが手に入れば安心ですし。
只、この部品はメーカーでは非分解部品扱いですので、内部は判りません。症状から、ストッパーが壊れたものと思い、分解を開始しました。