変なハンドリングと思っていたら・・・・・(大笑)。

僕の所に来て丁度2年経ったVTR。

殆ど活躍していません。要は今一楽しくない。楽しくなければ乗るのは減る一方。

でも・・・・・・・・・。

購入時はサーキット走行用のつもりだった。ところが昨年の怪我での入院。僕の立場では怪我は許されないのです。特に入院なんて・。

そんな訳でサーキット走行は取りやめ。そう成るとVTR君の居場所が無い。かと言って通しナンバーの3台の250(笑)。手放すのも惜しい。

なんだかんだの忙しさも有って2年間VTRはほって置かれました。でもねチョイ可哀想。

そんな訳で本日暫くぶりに走らせたのです。目的はガス補給。実は僕がVTRにガス補給したのは初めて(大汗)。一昨年に一度補給したのだけれど、その時は丁度乗っていた知人が補給。それ以来初めて・・・・・・・。

ですからVTRの燃費も知らない。もう2年間何をしていたのやら・・。

馴染みのスタンドは24km離れている。チョイ遠回りをして60km程走って来ました。その間はなぜ楽しくないのかのチェック。

一番の問題点は足回りのセッティング。低速では切れ込むくせに高速でははらむと言うなんだかなのハンドリングなのです。

フォークの動きも可也悪いし・・・・。予想ではフォークオイルにかなり硬めが入っている筈。それにしても・・・・・・。

2年ぶりのエンジンオイルの交換をして(汗、勿論フィルターも交換です)、フォークを外します。

トップキャップがきちっと絞まっていなかったのには驚き。で、廻し始めるとイヤに固い。兎に角尋常で無いプリロードがスプリングに掛かっている感触。

オイ、VTRってこんなにプリロードが掛かっているのかよ。この場合、トップキャップが外れた瞬間がヤバイので、フォークをブリッジ下側にシッカリと咥えさせTレンチで上からシッカリと押さえてゆっくりと廻します。

上からかなりの力で押さないとトップキャップが廻りません。これ絶対に変。

トップキャップが外れ、逆さにしてオイルを抜くと・・・・・・・・。

思わず目が点。スプリングの上に入っているカラーが二個。パーツリストにも載ってない。

写真上の左側の短いカラーです。

要は此のカラーの長さ分、プリロードが余計に掛かっていたんですね。

フォークの動きの悪かった犯人が判りました。

でも此の改造をした人。前のオーナーでは有りません(彼女は弄れない)。と言うとあの人かな?

でも前のオーナー。ものすごく小柄な女性です。その方に合ったチューンとは思えません。

乗り辛かったろーなー。

此のプリロードで変なハンドリングも理解。

このカラーの長さ分フロントが上がっているのです、つまりフォークが延びた状態。プリロードを掛けたならその分フォークの突き出し量を増やさないといけないのに・・・・。

今回のミス(勘違い)。スプリングを硬くしたかったのだと思います。でもプリロードを増やしても車体の前が上がるだけでスプリングは硬く成りません。逆に油面上のエアーボリュームが増えるので柔らかく成ってしまうんですね。

柔らかく成ってしまったスプリングに粘度の高いオイルを組み合わせたのですから・・・・・・・(抜いたオイルの粘度、かなり高い物でした)。

更に姿勢が前上がり。

標準に組み直してからの試乗。極普通のハンドリングに成りました。しいて言えば組み込まれているクアンタムのスプリングが硬過ぎるかな?

まあ、とりあえず乗れる状態に成りました。ぼちぼちと更に良い状態にして行きます。

2016.6.18

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