更に排圧の調整。

完全に抜けが良過ぎ、排圧不足からトルク不足に成ったサイクロンマフラー。

取り付けて直ぐにエキパイとマフラー間に絞りパイプを入れたんですね。

その時に写真を撮らなかったので、再アップです。

写真、下の物体がそれ。サイクロンの接続部分はチタンパイプの1mm厚で接触しています。

つまりはさめる部分の厚みは1mm。一番太く薄い部分がその挟まる所。写真右側がエキパイ、左の細い部分がマフラー内部に挿入されます。

中の穴の直径は20mm。全長は100mm。

でもパイプ部分の全長は100mm有りません。

写真の様に、入り口はテーパー加工。絞っても流れを乱さない工夫です。

で、此れを挿入しただけでも可也良く成りました。此れで良いかな?って思ったんですけど・・・・・・。

先日のコース走行。公道では判らない(判り難い)部分が判ります。まだ排圧が足りないんでは・・・・・・・。

そんな訳で、パイプ全長を伸ばそう。と言って作り直しもメンドイ。

と言う事で1枚目の写真、上の物体を作ったのです。

要は差し込んでパイプ長を稼ぐ。こうすれば。先っぽを作り直すだけで色々と試せます。

で、もうチョイ頭を絞った。単に長くするだけでは面白くない。穴径も絞っちゃえ(一応僕なりの経験値が・・)。

30mm延長部分の穴径を16mmで作りました。

つまり、エキパイの出口を20mmに絞り、更に16mmに絞る。

こんな感じに取り付きます。3mmの皿ネジ4本で結合。

差し込み部分はスルッと入るのに、ガタは感じない。と言う精度(笑)。

切れ味の落ちたバイトで削ったもんだから、表面は・・・・・(汗)。

まあ見えないし、性能には関係ないと思うので・・・・・・。

取り付けも終わり試乗。

まあチョイと走ってくれば判るだろう。

キックでエンジン始動。

排気音は確実に静かに。これは嬉しい。

まず発進時、クラッチをミートした瞬間、トルクが増えたのが判ります。グイッと出るんですね。

直ぐにスロットルワイドオープン。アレッ?思う様に回らないぞ・・・・・。

エーーーー。結論を急いじゃいけないです。今日の気温は低い。暖気はしたんだけど、オイルの粘度が下がるのは未だ無理。

ハイ、小排気量の悲しさ。オイルの抵抗で回らなかったんですね。

数キロ走った辺りから段々と調子が出て来て・・・・・・・・・・。

ウーーーン、何なんだろう。このトルク感。5速でも坂をグングン上る。今迄はシフトダウンをしないと辛かったのに(ノーマルマフラーでも駄目だった)。

つまり完全にトルクが上乗せ。

エンジンフィールも爆発の一つ一つがバイクを前に出す感じ。

こう成ると走るのが楽しい。チョイ走りのつもりが50km以上走ってしまって・・・・・・・。

途中、上り坂の直線。周りには車がいない。へへ、高回転はどうかな?

今迄はキャブの所為と思っていた高回転のパワー不足。

此れも解消。正直、キャブの交換を考えていたんだけど、この状態ならキャブの前にカムかな?

今の超小口径キャブでも気分良い回り方。

で、笑っちゃうのがエイプのスロットルって全開にするには握り直さないと無理だったんですね。

つい、STやシェルパのつもりで全開と思っていた所、僕の手首の全開でスロットルの全開はもっと先だった(汗)。

今迄は手首の限界でその先を開け様と思わない回り方(イヤイヤ回る)。

今度は気分良い回転上昇。

今回の排圧調整。上から下までトルクが上乗せ。と言う感じに成ったのでとりあえず合格点。

寒くなかったら、浅川さんの所まで走っちゃったのになー。

 

2014.11.14

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