リチャードアレン new G8T   

とても息の長いユニットでした。newが付く前ですと、僕が高校生だった時代にカタログに載っていました。何時から発売されていたんでしょうね。当時の僕はオーディオ少年(後にバイク少年になった)。この時代20cmユニットと言うとパイオニアとコーラルの同軸ユニットが有名。雑誌でも盛んに取り上げられていました。20cmウーハーの中心にホーンツィーターが付いていてカッコイイーー。音も良いんだろーなー。同じ値段の8Tは単なるダブルコーンの冴えないユニット。雑誌でしか情報を集められなかった僕はコーラルを買ってしまい・・・・・・・。

シングルエンジンよりマルチエンジンの方が優れていると信じて疑わないおばかなマニアと同じです(笑)。

今なら、迷わずに8Tを買うんですけどね。

このユニット、裸で鳴らして見て下さい。弦の艶、女性ボーカルの色気。生よりも生々しい。騙されているのは判っているのですけど、こんな女性になら騙されたい男心。

未だに、このユニットを最高に鳴らすエンクロージャーに会っていません。裸の音を聞いたら箱に入った音なんて。

ある意味、コアキシャルそっくり(性格がです)。いたって安物ユニットの癖に周りの素材に贅沢を言います。でも許しちゃう魅力タップリ。

ヤハリ、最高に鳴らしたいなら平面バッフル。其れもとっておきの良質な物。アンプは高額の物は必要ないですが素性の良いもの。NFなんて掛けて素材の欠点を補う様な手先で誤魔化したアンプは馬脚を現します。そんなアンプを使っている人に限って『ダブルコーンなんて使い物に成ら無い。』なんてしたり顔。

知人が未だ使わないでそっと隠し持っています。オイロダインを使っているのに。何とか騙して巻き上げちゃおうかな。

2007.7.10

追記です。

リチャードアレンを実際にバッフルで鳴らしました。その世界は20cmフルレンジとは信じられないもの。

初めてのお客様は後ろのオイロダインが鳴っていると勘違いする始末です。

詳しくは此処で・・。

2012.7.29

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