アップして有ると思い込み、書いていませんでした。m(__)m
今更かも知れませんが、間違っているメーカー等も有りますので、あらためて。
装置の電源はAC100V。交流ですから極性は有りません。ですからプラグもどちらにでも挿せる様に成っています。でも差し替えると音が違う。(差の出難い機器も有ります。)原因はAC100Vの片方が接地(大地にアース。)して有る為です。どの様な機器も若干(ホンの僅か)シャシにリークが有ります。其の為地面に対して電位を持ってしまいます。この電位が低く成る方にプラグを挿すのです。
このチェックをするにはテスターが必用です。
測定したい機器の接続ケーブルを全て外します。テスターはACVレンジ。感度は一番高くします。機器の電源を入れ、テスター棒の片方を機器の金属部分に触れ、もう片方を手で握ります。テスターに電圧が表示されたでしょう。この電圧がシャシと地面の電位です。電源SWを切らずにコンセントからプラグを抜きます。十数秒待ってから、プラグを先と逆に挿します。又前と同じ様にテスターで電圧を測ります。この時重要なのは、測っている人の姿勢です。測りながら両足で立っていたのを片膝をついて見ると判ります。電圧が変わったでしょう。つまり姿勢で電流の流れ易さが変わって測定値が変わるのです。
プラグの向きの両方での測定が終わったら、値の低い方が正解です。この測定は接続してある機器全てに行なって下さい。一台でも逆接続が有りますと、全て無駄に成ります。また耳で合わせる方がいますが、これもNGです。全てが逆ですと、バラバラより良い結果が出たりします。でも全てが正規の時の音には敵いません。付帯音が少なく聞こえてきます。逆に今現在使用中の機器は全て正常な場合、一台だけ判らないと機器を接続すると言う時は耳で合わせても結構いけます。でもあくまでテスターが無い場合だけにして、テスターで合わせた方が精神衛生上良いでしょうね。
機器によってはこのチェックを出来る端子がついている場合が有ります。小さなタッチ面に手を触れて、ランプが点いたり点かなかったりで決めるあの機器です。
でもこれを信じちゃいけません。メーカーによって逆に指示をしているからです。メーカー名は知っていますが、此処では公表しません。もし本当にメーカーが判っているなら、どのメーカーも同じに成る筈が成らないのです。自分の目で確かめましょう。
2006.5.24