小物パーツ取り付け。

ずいぶん時間が空いてしまいました。色々な用事が続き自分のアンプは後回しです。

今週いっぱいは掛かれる。何とか作れそう。と言う事で再開です。

先の作業から時間が経っているので、頭の中の整理。もう一度図面をジックリと見ます。

このシャシの穴、何を付けるつもりで開けたのか?配線の引き回しをどの様に考えていたのか?

つまり、本当は作業を中断しちゃ駄目なんですね。お客様のアンプでしたら絶対に間を空けません。

シャシは完成しているので、シャシへの小物パーツの取り付けから開始。

実体図が出来ているので迷いません。図面の大切さを実感。

初心者ほど組み立て途中で考えます。考えるのは作図中で組み立ては何も考えないで図面通りに組む。此れが一番確実な方法です。

トランス類を除いて小物パーツが付いた所。

で、手前にテスターが有りますね。未だ何も配線していないのに出番です。此処で手抜きをすると組んだ後で訳の判らないトラブルを・・・・・・・。

ハイ、シャシがアルミ板其の侭ならまず必要の無い工程。

僕のシャシ、アルマイト加工をしています。アルミ表面に酸化皮膜を作るのですね。

で、この酸化皮膜。絶縁体。

つまり電気を通しません。アンプの基本。シャシを電気位置の中心に設定。つまりゼロボルト位置です。

小物パーツ、シャシに電気的に繋がらないと拙い事に成る物ばかり。

真空管ソケットの金属部分。ラグ板の取り付け金具。入出力端子のシャシへ取り付けられている金属部分。

忘れがちなのが金属ボディを持っているボリュームの外装。

全て、テスターで当たります。

シャシと電気的に繋がっているかどうか・・?

以前ある方が持ち込んで来たアンプ。

アースラインがシャシから浮いていました。

パワーアンプでしたから、とりあえず動いていましたが、プリアンプでしたらハムの餌食でしたね。

電気配線の基礎はアースです。この辺の甘い設計のアンプ。いやと言う程沢山見て来ました。

2014.10.28

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