オイロダインのグレードアップ

これから書くことは、今現状のオイロダインに満足している方は読まないで下さい。不愉快に成るか、悪の道に進むかのどちらかに成ります(笑)。

苦労して手に入れた。でも、更に良くなるなら頑張ろうと言う方へのメッセージです。

名機と言われていますが、古い機械。今ならこんな事も出来るのに・・。とか、あそこまで高い機械でもやはりコストダウンは行われています。

手に入れたコストから比べたら、僅かの出費で別世界への旅立ち(どこかのコマーシャルみたい、汗)が出来るのですから頑張りましょう。

一番の欠点はネットワーク。お世辞にも良い出来とは言えません。折角のユニットを生かしきれて居ません。僕の周りのオイロダイン愛用者は全ての人が作り替えています。笑ってしまうのは、其の不要に成ったオリジナルのネットワークを、有名なオークションへ出品したオーナーが居ます(僕の入れ知恵)。出品した本人も驚く高額で落札。本人曰く、『あんな物が売れるんだ。ピンキーさんが作ったネットワークなら売れなかっただろうね。』  其の通りです。誰も無名のネットワークなんか買いません。

オイロダインのウーハーは6Ω近辺です。其れをマッチングトランスで15Ωにしています。このトランスが問題。高品質とは言い難い。更にコイル。空芯コイルを金属へ取り付けていて、線材も細く一般市販のコイルの方が余程高品質。コンデンサーも今のレベルで考えると落第です。つまり使える部品は何も無い(笑)。

ネットワークの定数は、500クロスで12dB/oct。−3dBクロスでOKです。良質なコイルとコンデンサーが不可欠です。間違ってもレトロなコンデンサー等は選ばない様に。

ユニットを実測してから各パーツの値を決めて下さい。結構ばらついています。

其処でまた問題。新しいネットワークが出来。十分気に入っても、オリジナルのネットワークは外さない様に。実は此れもフレームの強度部材。外すとフレームの鳴きが更に気に成ります。

新しいネットワークを作ったなら、元のネットワークを外し、代わりにアルミの10mm厚の板を取り付けましょう。其れだけで、フレームの鳴きが少なく成って、音楽への余計な色付けが少なく成ります。

2007.3.21

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