ラックの裏に置いた電源です。縁の下の力持ち、アンプの心臓部です。信号ラインをどんなに凝った物にしても、此れがお粗末ですと全てが無駄に成ります。

改造後の音は、以前よりも更に自然に成りました。誇張感が無くあくまでも自然な音です。

電源がプアーですと、ハッタリの効いた音に成りやすいのも不思議です。

かなり昔(30年近く前)、初めて市販のアンプの電源だけ作り替え、容量を増やした事が有ります。ドカーンと来る音を期待したら(あの頃はそんなもの、汗)完全に肩透かし、でも良く聞くと普段聞こえない音がいたって自然に聞こえて来たのを思い出します。

昔のアンプの作り方の本の一節です。『良いアンプを作りたいのなら、良い電源を作りなさい。其れが出来ればアンプは80%完成です。』   つい忘れてしまう基本中の基本です。

2006.11.13

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