配線材。
アンプ内部の配線材。非常に色々な物が使われています。確かに音色は変わりますが、数値的に実証するのは難しい。
結果、色々な迷信や宗教が、生まれて来てしまう様です。
僕は、基本的に高価な配線材は使いません。どうも音の色付けを感じてしまうのです。
とりあえず、外部電源からの入力端子(B電源)から、回路への配線が終わりました。
入力端子部。
電源の入力端子にもレモを使っています。以前、此処には普通のメタコンを使ったのですね。
と言う事は電源との配線、普通のキャプタイヤ。ノンシールドです。此処でハムを拾ったのです。外部電源ラインにもシールド線を要求する。此れがヘッドアンプです。
ヒーターラインはノンシールドで大丈夫ですが、Bラインには必要。
Bラインの+側をラグに配線。此処から両chに夫々の配線を。
僕はラグ金具の下穴を有効利用。配線は殆ど此処へ。上の部分はCRを取り付けるのに使うのです。
見た目が綺麗ですし、CRの交換が非常に楽に成ります。
で、此処に使っている配線。エナメル線。線材も色々と遊ばせて貰いました。銀線やOFC線、その他色々・・・・。
基本的にメッキ線は嫌っています。付帯音を感じるのですね。以前愛用していたベルデンもしかり・・。
しかも、より線よりも単線の方が音がぼけない。
で、単線でメッキのしていない配線材。散々探しましたが見つからない。
只の単線を使うと、外部に酸化皮膜が・・・・・・。
其処で、白羽の矢を立てたのがエナメル線。正しくはPEW線。
昔、小学校の実験で使ったエナメル線とは大違い。被服の強度がとんでもないのです。
ナイフでゴシゴシでも剥がれますが、360°綺麗に剥くのは難しいし面倒。半田ごての熱では歯が立ちません。
其処で・・・・・・・・。
半田槽を導入。かなりの高温に成ります。線材の先端にフラックスを付け、溶けた半田の中にジュー。
数秒で綺麗に半田メッキ。
この侭配線しても良いのですが、色分けをしたい。配線の色分けをしていないアンプ。修理の時に大騒ぎ。
で・・・・・・・・。
ビニールチューブ。先端処理の終わったエナメル線に被せます。ビニールの為に熱にはチョー弱い。
半田付けをぐずぐずしているとグニャリ。テフロンチューブが欲しいのですが、色物は特注。最低長さ数百メートル。僕の規模では・・・・・・・(涙)。
2011.8.16