アースポイント。

アースポイント。色々なとり方が騒がれています。今回はあくまでも僕の取り方です。

今回のヘッドアンプ。アンプ本体と電源部が分かれています。

一般でしたら夫々シャシアースを取り、夫々を接続。

僕は違います。

まず、電源部の中。

電源トランスとチョークが入っていませんのでガラガラ。この方が配線の具合が判りますネ。

中央の茶色のケミコンがヒーター整流用。左手前の3個のラグがBのリップルフィルター。

普段ならこのラグの中点にアースを落とすのですが・・。

お解かりでしょうか?3個のラグの中心の金具に何も配線がされていません。

勿論これからも何も繋ぎません。

つまり、電源部だけを見ますと、ヒーター回路もB電源回路もシャシに落ちていないのですネ。

普通なら有り得ない配線です。電源がシャシから浮いている・・・・・?

さて、本体部。

B電源を送ってくるレモ端子から出て直ぐにシャシへ。

でも此れでは、電源部のシャシは・・・・・・?

このレモコネクターが重要なのです。

B電源は接続ケーブルが外部ノイズを引く。と、以前書きました。つまり此処の部分はシールド線で繋がっています。しかも2芯シールドで。

判りましたよね。シールド線でお互いのシャシを繋いでいるのです。

此処には電流が流れず、電位を保てば良いですので、此れで良いのです。と言うかこうしないと・・・・・。

アースポイントはインピーダンスの高い所で。

電源部とアンプ本体とでは、インピーダンスの高い方は一目瞭然。

ヒーター回路のアースは、先のヒーターアースで書きました様に、ヒーター中間タップを真空管間近で落としています。この部分は今回の実験なんですが・・。

此れを書いている間に、宅急便が来ました。

チョークとOPTです。

さて、製作に掛かりますか。

2011.8.25

BACK