遂に完成です。左右別アースには梃子摺りました。出来上がると当たり前で何の変哲も無いアースラインなのですが、いらん先入観に騙され、難しく難しく考えてしまいました。考え方が段々複雑な方向へ行ってしまう時は、大体間違った方向へ進んでいるものです。要は本体シャシへのアースは落とさない。電源部だけで落とす。たったそれだけでした。こんな事に梃子摺っているのですからまだまだです。

ハムを引きずっている時から、再生音には高い可能性を感じていましたが、ハムが消えた今は、ウーーーン、レコードの中にはまだこんな音が入っていたのね。レコードの限界ってどの辺に有るのでしょうね?

カートリッジは相も変らずオルトフォンSPU。このカートリッジを使った事の有る人程、この再生音を聞いたら驚くと思います。以前のプリよりも更に生々しさが出て来ました。

レコードの聞きなおしに暫らく時間が掛かりそうです。

2006.10.27

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