位相合わせ

汚い店ですねー。(笑)ゴチャゴチャしていて見づらいでしょうが、僕がトゥイーターの位置出しをしている処です。最近のBBSでも話題に成っていた問題です。

要するにクロスの周波数はその上下のユニットからイーブンで出ています。位置が違えばお互いの音の位相が狂い、反発し合って打ち消してしまいます。

其処で、此処の場合は7kHzでクロスしていますので、発信器から7kHzのサインウェーブをアンプに送り、スピーカーから再生させます。その音をマイクで拾い、一番音量が大きいところを探すのです。ミリ単位でメーターは面白いように上下します。簡単な方法ですが判りやすい方法です。

でも問題はネットワークです。本当のクロスが判らなければ測定のしようが有りません。近似値でも良いかと聞かれましたら、答えはNOです。過去にそれで痛い目に合っています。

正しいネットワークが有って、初めて出来る測定方法です。

注)市販のネットワークは、スピーカーのインピーダンスが一定の条件で作られています。何に使われるか判らないのですからこれは仕方が有りません。処が其れにつながれるユニットのインピーダンスが、メーカー発表を当てに出来ないのですから、クロスポイントは変わってきますし、位相の回転も違ってきます。つまり、良いネットワークを手に入れるには高額なパーツのネットワークを手に入れるのでなく、正確に計算のされたネットワークを手に入れる事が大切です。

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