困った事に成りました。もう数年弄っていないオイロダインのネットワークの作り直しです。コンデンサーもコイルも十分吟味して有る自信作ですから、もう当分此の侭だなって安心していました。

ところが、オイロダインを使っているお客様の処でとんでもない事が・・・・・・・・・・。

其処も僕のと基本的に同じ。21mm厚のベニヤの上に組んで有ります。塗装もシッカリとして其れ成りの自信作。

其の彼の処で振動対策の必要が出て来ました。一番の問題点はラック。これが共振して余計な付帯音を発生している様なのです。色々な振動対策グッズを貸し出し、結果を確認に行きました。

其の貸し出した中にタモの80mm厚の集成材が。

彼の所へ行ったら、ナント其の板がネットワークの下に敷いて有るのです。彼曰く全然違う。確かにネットワークに振動を与えると碌な事は無いのは判っていましたが、此れ程とは。

更に、彼曰く、アンプの電源の下に敷くと此れも良い。判っちゃいるがそんなの人の耳で判別できるのかい?でも、実験してみると確かに変わる。其れをばらしてしまうオイロダインも凄いんだけど。

彼の家はフローリングの床で振動にはあまり強くない。ホンジャ、ベタコンの床で更にガッチリしたラックの僕の所では?

ヤハリ変わった。オーディオは怖い。

で、ネットワークの作り直しに成りました。コイルもコンデンサーも配線材もアッテネーターもとにかく電気的に係わるパーツは一切替えないで、単に板だけの交換。こんな事態に陥るとは思いもしなかった。なんか貸し出したお陰でヤブヘビに成った様な気がしないでもないが、とにかく問題点がまた見つかった。

で、写真の板です。最近お気に入りのタモの集成材。50mm厚で作りました(集成材は定尺と言うのが殆ど無く特注が普通です)。早い話が平面バッフルより厚い。ホント考えるとバカバカしい。でも変わるんだもんねーー。

タモはとにかく汚れが付き易い。塗装をしないと見られない物に成ってしまいます。

兎に角塗装からスタートです。

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