回路図。

本邦初公開。

いたって極普通の回路です。

自慢できる部分は何も有りません。逆に言うと此れで大丈夫なんです。余計な回路は音を悪くし故障率のアップへ。

良いアンプが欲しかったら余計な事をしない事。

しいて言うと整流管のフィラメントにタイマーを仕掛け、動作を遅らせています。

この辺の気遣いは直熱整流管を使っている為。

直熱管はウォームアップが短い。

信号ラインの傍熱管は長く掛かる。

つまり信号回路に電流が流れないのに電源部はウォームアップ完了。

そう成ると電源回路(アンプ本体側)に入っている電圧調整用の抵抗での電圧ドロップを見込めません。

動作中は100Vしか掛からない所でも、真空管のウォームアップ中には300Vが掛かるかも知れないんですね。

そう成ると、その短い時間対策で高圧に耐えるコンデンサーが必要に成ります。

今の世の中、高圧用の良質なコンデンサーを探すのは大変。

動作中の電圧に耐えるコンデンサーなら探すのが簡単。

要はコンデンサーの選ぶ範囲を増やす為のタイマーなんです。

2014.6.24

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