本体シャシ。

電源部を完成させたら本体の組み立て。

此方もシャシは重量級。と言って重量を増す為に鉄や真鍮はご法度。鳴き方が汚いのです。結果その共振音が再生音に乗って来ます。やはりアルミが一番。

嘘って言う人。本当に実際に聞き比べをしてますか?僕は散々やってます。雑誌の受け売り、他人の受け売りじゃないんですね。

勿論、散々聞き比べて違うと言う人、大歓迎です。その方と知り合えば更にノウハウが出来ますので。

でも市販のアンプのシャシ、酷過ぎますね。パネルだけ厚くして後ろはペラペラ。上げ底の饅頭箱と一緒と言ったら言い過ぎですかね。

で、小物パーツの付き終えたシャシ内部。

細かく配置されたラグ板。ラグの使い方で組む人の技量が判ります。つまり僕よりも上の人に見られるのは恥ずかしい。

左側の6本の真空管がフォノイコライザー。右の2本がフラット段です。

一切NFを掛けていないのに市販のアンプよりも静かと言われる原因の一つ、配線の引き回し方。

1本の電線に二種類の電気を流さない。もしも流さざるを得ない場合は最短距離で。

勿論アース母線など以ての外。アース母線は1本の配線(母線)に各回路の電流が混ざって流れます。つまり何種類もの電流が・・・・・・。

これ、共通インピーダンスを持つと言われてやっちゃいけない配線の代表格。

アースポイントの場所で音が変わると言う場合、共通インピーダンスを持たせた配線をしているからです。僕のアースポイントは落とし易い場所へ。

単に電位を決めるだけですので(電流は流れない)どこでも平気です。

今迄はヒーター回路から配線していましたが、今回は変更(要は配線のし易さを考えて、音質上は全く変わりません)。

アースラインとB回路を先に引き、その後ヒーター回路へ。

実際にやってみると大正解。スムーズに引き回せました。

2014.7.1

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