QRKの回転数切り替えレバーです。パーツリストにはシフトノブと書いて有りました。思わずニャッ。
問題は其のレバーの右に有る小さなイモネジです。33と45の双方にそれぞれ付いています。これをスピード微調整と勘違いされている方がいます。もっとも、輸入元がそう説明していたのですから、仕方が有りません。僕も最初に量販店で(僕の勤めていた店)輸入元の担当者(オーディオ界では有名。)からそう説明を受けました。でもシンクロナスモーターですから変なのって思っていました。(デュアルは巧妙な方法でやってます。)
中を見たら、アノヤロー、嘘つきめ。こんな構造じゃ速度調整なんか出来るものか。苦手な英語の取説を読むとちゃんと書いて有る。アイドラー圧着調整ネジって。
で、正しい調整法。(メーカー取説とは若干違います。)
モーターの電源を入れる。次に静かにレバーを33回転にする。間違ってもガチャンって乱暴に入れてはいけません。
ターンテーブルが廻りだします。(イモネジの調整不良ですと廻らない時も有ります。気にしないでOKです。)
廻らない方は其のまま、廻ってしまった方は、イモネジをユックリ絞めこみます。そうするとターンテーブルの回転が段々遅く成ります。ターンテーブルは惰性で廻っていますので騙されないように。手で軽くブレーキを掛けてみましょう。かすかでも廻るうちは更にネジを締めます。丸っきり廻らなくなるまで絞めこみます。
モーターは廻っているのに、ターンテーブルが廻らなくなったら、今度はユックリネジを逆回転させます。或ポイントからターンテーブルがユックリと回転を始めます。其のポイントから更に半回転ネジを緩めます。
シビアな事を言いますと、室温が極端に違いますと、熱膨張でアイドラーの径が変りますので、再調整が必要です。
これで調整は終わりました。ユックリ音楽を楽しんでください。
QRKはシッカリしたキャビに納め、メンテさえキッチリ行なえばEMTより優れています。EMTには致命的な欠点が有るのですがその辺はボチボチと。
2006.4.1
追記 最近、この類いのターンテーブルがもてはやされていますが、メンテナンスは大丈夫なのでしょうか?製造されて長年経っています。使用時間もかなりのものに成る筈です。メンテがキッチリ出来ていれば心配はないのですが・・・。消耗部品も手に入らなくなってきました。機械加工が出来るか、または加工屋さんと付き合いの有るショップでないと、この辺の維持は難しい物が有ります。間違っても売りっぱなしのお店での購入は控えた方が懸命です。ご自分で『その辺は大丈夫だよ。』と言う方なら安心です。