アームから出ている線の長さを揃えまとめて半田付け。其の先端に新しく通す配線を同じく半田付け。

で、此処からが問題。初期型は普通の線材ですが、中期、後期のSMEは配線材がリッツ線です。つまり1本1本の細い線材に絶縁処理がして有ります。其の為普通に半田鏝を当てても半田はのりません。今回のアームもリッツ線でした。剥がすコツは、半田鏝の上に半田の溶けた玉を作り、其処にリッツ線を差し込むようにするのです。先端は絶縁されていないのを利用するのです。

半田メッキが出来ましたら、其処に新しい配線をつけるのですが、SMEのパイプの中には防振材が詰めて有ります。其の隙間に配線を通すのですから、半田は極力少なく、でもシッカリとつける。半田に角が出てしまうと、防振材に刺さって、途中で止まってさあ大変(汗)。とにかく少ない半田で滑らかにつけるのが必要です。また、半田部の長さが長過ぎると、其の部分は曲がりませんから、通すのに苦労します。

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