接地場所。

使うユニットと使い方(電気的な)は略決まりました。

問題は設置場所。現在の店では絶対に不可能。物が多過ぎてスペースが無い。

と言う事で引っ越す事にしたのですが、新しく設計した新築なんて僕の収入では絶対に無理。逆に出来たら『ピンキーって結構あくどい商売をしていたんだな。』なんて思われるのが関の山(笑)。

築20年の中古物件。しかもイワク付の競売物件(大汗)。

落札者にしか内部は見れないので、殆どギャンブル状態での入札。

築20年としては内部もしっかりしている優良物件って判って・・・・・・。

 

内部の見取り図です。

廊下に囲まれた10畳と6畳の和室。境目には襖だけ。

最初は16畳として使おうと考えたんですが、和室の境目には欄間が有ります。

天井から襖まで下がっている狭い壁状の部分。

此れが音には悪影響が大なんです。此処での音の反射が悪さをしまくります。

其処で考えたのが、10畳を試聴室。6畳はバックキャビティー。

つまり境目にバッフルを設置。6畳をバックヤードとして使っちまえ。

平面バッフルには後方に大きな空間が必要ってされていますが(勿論正解です)、実はエンクロージャー方式でもバックスペースは重要。

壁を背負ったスピーカーシステムは音の奥行き感が出ません。

この仕事を始めて35年。色々なお客様の所へスピーカーを設置しました。

その経験での結論。『音の良い所へスピーカーを設置すると生活空間は完全に犠牲に成る。』

この辺で奥様とのせめぎあいを・・・・・・・。

今回は裏の6畳にパワーアンプも置いてしまいますから、スピーカーの周りはすっきり。

配線のし直しも簡単です。

10畳の部屋にはプレーヤー、ヘッドアンプ、プリアンプ、チャンネルデバイダーを置きます。

勿論これらを置くラックは、裏側に廊下を背負い、廊下側から配線が簡単に出来る様に。

色々と考えると、今回の家は僕の使い方にピッタリ。

引っ越す時に、今のオイロダインは分解してユニットだけを運ぶつもり。

当分、コアキシャルで音楽を楽しみます。

2012.7.19

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