5ウェイのユニット配置。
片ch、5個ものユニットを配置し、なおかつお互いのユニットの位置関係を理想的に・・・・。
こんな場合、あちらを立てれば此方が立たず。と言う按配に成ります。
この場合大事なのは優先順位。全部を納得させる配置は無理です。絶対に譲れない事と、少々目をつぶる事。この優先順位のつけ方で経験の度合いが判ります。
まず大切な事は、オイロダインのホーンを含め、それ以上のユニットの前後関係の調整が出来る取り付け方法を決める。
此れは各ユニットの位相を合わせる為に、絶対に譲れません。
しかも、位置調整が終ったら、シッカリと固定できる事。手で押すとぐらぐらでは駄目です。
この辺を考えて、今のフレームを止める事にしたんです。
きっと最後のスピーカー。手を抜くのは止めよう。手を抜くと結局後で後悔する。
人間の耳は中音域に対しては方向感覚が有りますが、超高音や低音には方向感覚が弱いです。
つまり中音のユニットの位置で定位は決まってきます。で、奥行き感などには高調波が影響するのでこの辺も考えると高域ユニットの位置も無視できません。
楽器は一個からあらゆる周波数を出しているのに、スピーカーはバラバラ。ユニット間を出来る限り近くに配置するのも大切。
考え出すと色々な方法が頭の中を行ったり来たり。
今の所、決まっている事柄。
各ユニットはアルミフレームに取り付ける。勿論マグネットを支持。
ウーハーは他のユニット位置を優先させ、中心寄りでOK。
ウーハーとミッドバスのバッフルは繋がない。
オイロダインのホーンはバッフルマウントが前提の設計をされているので、小型のバッフルを取り付ける(ほんの僅かで良い)。
ミッドハイとツイーターは置き台を使わないで、アルミフレームへクランプする。
この二つにはバッフルが干渉しない様に気をつける。
10Wを最優先に考え、他のユニットは10Wをバックアップ。
縦一列配置には拘らない。
コーンユニットはバッフルへ後付け(フロントマウントはなぜかNG)。
バッフルサイズは一般家庭で使えるサイズ。
まあ、こんな所です。
後は現地でのカットアンドトライ。
一番心配なのは床が抜けないよね(汗)。
2012.7.20