アームベースはアルミで作るのですが、シャフトが鉄ですので、其の侭受けると磨耗してしまいます。其れを防ぐには硬度が有り、鉄と馴染みの良い金属のスリーブを入れる様です。

条件を満たす金属に砲金(青銅)が有ります。加工のしにくい金属ですが、丸棒から削り出します。

スリーブ内径は10mm。外径14,02mmで作ります。

外径が太いのは、アルミのベースに焼き嵌めをする為です。

肉厚が2mmしか有りませんので、切削手順には気を使います。肉厚が薄くなると、切削刃から逃げてしまい、結果精度が出ません。

では、厚く作れば良いかと言うと、砲金の鳴きが表面化し、静かなアームとは程遠い物が出来てしまいます。

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