愛用のターンテーブルシート。合成皮製です。でも此処で問題は材質ではなく形状です。外周はレコードより若干小さく、内側の穴は大きく開いています。これは何故でしょう?

レコード盤の断面を考えて見て下さい。平らな所に置いても、溝にキズをつけない為に、レーベル部と外周導入部は厚く成っています。

この形状のレコードを平らなターンテーブルに置きますと、一番振動をさせたくない、音溝部分が宙に浮いてしまいます。これは非常に拙い。

で、其の対策がこの形状です。中心の穴が大きいのでレーベル部は落ち込み、外周部もシートの外にはみ出します。結果音溝部分がシートに接し不要な振動を防ぎます。

同じ材質で中心の穴の小さな(シャフト径)シートと、大きな穴のシートを鳴き比べて見て下さい。ロスがなくなる為に、音量まで変わるのを感じる筈です。

ついでに材質も言いますと、ゴムはNG。音の輪郭がボケてしまいます。薄手のフェルトか合成皮をお勧めします。もし其れが五月蝿く聞こえ、ゴムの方が良いとしたら、他の部分を疑った方が・・・・・・・・・。

2007.2.15

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