遂にマフラー交換。
散々キャブを弄り回し、ノーマルマフラーもどんどん抜いて・・・・・・・。
万が一、抜き過ぎた時の用心に、スペアのマフラーを2本も用意していました。
今のSTの不満。スロットルの低開度から中開度へグイと開けた時のトルク不足。TMRをどの様にセッティングしても治らない。
250ccだからこんなモノか?と思っても、でも変だな?
この癖、ノーマルキャブ時代にも有った様な・・?
最近、どうも排気系に問題を抱えているのじゃないか、と言う疑問がフツフツ。
只今持っているマフラー。ノーマルが3本とケンツのフルエキゾースト。
ノーマルはそれぞれ、抜き方を変えている。結局一番抜いた物が調子が良い。かと言って、爆音マフラーではない程度です。
1年程前に、ケンツのマフラーを室内でテスト。若干ながら音が大きいのと、音質に品が無い。
結局、走行テストはしない侭で・・。
ウン、兎に角音質は横に置いて、今の症状がマフラーの所為か、違うのかのテストをしよう。マフラー交換で良い結果が出たら、新しくマフラーを作るのにも気合が入るし・・。
そんな事で、とりあえずケンツのマフラーに交換して試乗をして来たのです。
ステーはアルミの角材で作りました。チョットごついですが、強度は十分。
室内でエンジンスタート。アイドリング回転数は変わりませんし、ブリッピングでの付きも差を感じません。音が若干大きくなって、音質は低音へ。只歯切れの良い音ではなく品が無い。
今回のテストは、音質ではなく、エンジンフィールの欠点をマフラー交換で変える事が出来るのか?
暖気を済ませ発進。
今迄と変わらないトルクでクラッチミート。この辺は変わりません。
只、マフラーの抜けが良過ぎ(エキパイが短いと思う)、歯切れの良さ(鼓動感)が有りません。
まず、スロットル低開度でのテスト。殆ど今迄と変わらない。排気音が大きいだけ。これなら前のマフラーの方が良い(音質で)。
さて、今迄問題だった、スロットル1/16辺りから、グイッと1/2近く迄開けた時のフィーリング。
今迄は此処でトルクの薄さを感じたのです。キャブで濃いセッティングにすれば、何とか成るのですが、プラグは真っ黒。
そんな状態では長距離を安心して走れません。プラグがかぶらないようにすると、トルク不足。このジレンマとの戦いだったのです。
今回のマフラーで、それをすると・・・・・。
ちゃんと厚いトルクが出てきて、しっかりと加速。柔らかで厚いトルクが出てくるのです。
キャブのセッティングは一切弄っていません。
今迄のキャブでの苦労。なんだったんだろう。
TMRが極普通のキャブに変身(良い意味で)。勿論開ければTMRらしいのですが、1/2以下でのスロットルコントロールに幅が出たのです。
シフトをサボれますし、高回転を維持すれば・・・・・・・。
高回転も何となく回っているのではなく、シッカリとパルスとトルクを感じます。
あーーー。早く交換すれば良かったなー。
でも、この音質、音量には不満。
でも、今抱えている問題の原因がマフラーに有った事が判っただけでも、大きく前進。
さて、マフラーの設計に取り掛かるかな。
2011.5.6