まさか、タイヤ?
ブレーキを強化して、良く成った所と、期待外れの所。
コントロールはし易く成りました。でも最初の喰い付きが甘い。
低速ではマアマア効くが、高速に成ると丸っ切りダラシナイ。
総合点では調子の良かった時のノーマルブレーキの方が上。
まいりましたよね。アウターチューブにネジを切っちゃたから、もう元には戻せないし・・・(ノーマルブレーキ、そっくり買った店に上げちゃったし、汗)・・・・。
で、冷静に成って考えた。
『TT100を履いてから、フロントがグーンと沈む様なブレーキングをしていない。』
人間って面白いもので、これ以上はヤバイって感じると、頭の回転には関係なく手足が動く。つまり僕の意思に関係なく、体の何処かがやばさを感じ、レバーを引く指の力を抜いている。
僕のライディングスタイルが、リーンウィズに変わった様に・・。
昨日、タイヤを以前のミシュランM45へ戻しました。
今日の午前中、丁度良い出かける用事。
早速、ブレーキチェック(タイヤで効きが変わるか?)。
ウッソー。と言う程の変化です。
完全に調子の良い時のノーマルブレーキを上回っている。
先日の伊豆の苦労はなんだったの・・・・・。
勿論、ハンドリングも元のST。
チョット、面白がって、ハードブレーキング。
極自然に、でも素早く車速が落ちる。
こんなブレーキは快感。加速の快感を言う人は多いけど、ブレーキングの快感を言う人は少ない。僕にブレーキングの快感を教えてくれたのは、以前乗っていたグッチ。
鋳鉄ディスクとブレンボオムスビのコンビ。
それ以来、ブレーキングの快感を味わっていなかった(2号はまだまだ)。
STが良い所まで来ていたんで、つい深入り。
でも、深入りして良かった。グッチ以来感じなかった、ブレーキングの快感を味わえるSTに成ったみたい。
そう言えば、以前ノーマルブレーキにシンタードパットをつけて(友人に乗せたら、ブレーキ効き過ぎって言われたけど)、フォークがこの減速に耐えるかのテスト。耐えなければ今回の改造は無かった事に・・・。
で、あの時、フォークは気にしていたけど、タイヤは完全に意識の外だった。つまりタイヤには不安を一切感じていなくてフォークだけが心配だった証拠。
まだ走行距離10kmにも達していません。皮むきが済んでいなくて、あのブレーキング。
僕のブレーキの考えです。
『ブレーキは足廻りに勝ってはいけない。』つまりタイヤ、サスに勝ったブレーキは危険。と言う意味です。
今回の強化に『オレ、まだまだいけるよ。』と言っているタイヤ。
でも、これ以上の強化には僕の腕がついて行けない(笑)。
ヤット永年の夢だった、フロントブレーキ強化。最後にとんだ落ちが有りましたが、とりあえず大成功。
もう当分弄らないで済みそうです。
2010.10.26
追記です。
良く成っても人間の欲望には限界が無く・・・・・・・・。
立ち上がりが早い割りに奥での効きが今一って気付きました。正直この様な特性は使い辛い。
最初の食い込みは柔らかく、握るほどに二次曲線で・・・・・。と言うのが好み。
パッドで何とか成るかな?
ノーマルでお気に入りだったディトナの赤パッド。
試しに交換。100km程走り、馴染んだら、バッチリです。最初は柔らかく奥で強力に・・。僕の好み。
特に気に入ったのが、普通に握るとノーマルブレーキとフィーリングがそっくり。ノーマルも赤パッドにしてから、フィーリングは好きだったのです。只不満は最後の一発が無い。
花びらと赤パッドの組み合わせ。普通に使うとノーマルそっくり。でも握り締めると最後の一発の強力さは比ではなく・・・。
此れなら、ブレーキの変った事を意識しないで使え、ここぞと言う時には強力に。かなり狙い通りのブレーキに成りました。
2010.12.10 加筆