フォークスプリングの交換。
30000km走行時にオーバーホールしたフロントフォーク。
組み方が良かったのは、しっかりと判ります。兎に角オイルが汚れない。馴染みに5000kmも掛かってしまう状態で・・・・・・。
で、その時に判った問題点。
標準スプリングは30000km持たない。スプリング交換もついでに(自由長は変わってなかった)しちゃったら前上がり。
じゃあ、何キロ持つのかは判らない。30000kmは持たないと言う事だけ。
交換後1万数千キロ走って、何となくスプリングがヘタって来た様な感触。
サスの基準はスプリングです。ダンパーはそのスプリングに合わせるもの。基準はスプリング。
そう成ると、ヘタってしまうスプリングを使ったんでは、サスセッティングなんて出来やしない。
と言う事で・・・・・・・・。
特注したフォークスプリング。バネレートは1割増し。一番重要なのは長く乗ってもへたらない事。
入手したのは2週間近く前だけど、本職が忙しくて交換する時間が取れなかった。
今日ヤット・・・・・・・。
で、パパッと交換したんでは駄目ですよー。スプリングを変えると車体の姿勢が変わります。一応今迄の姿勢に合わせたセッティングが出来ているので、車体姿勢は変えないで、スプリングだけを交換した状態にしないと何がなんだか判らなくなって・・・・・・。
要は僕がまたがった状態(俗に言う1G)でのサスの沈み量を測るのです。
写真で判りますよね。タイラップを軽くインナーチューブに掛け、ゆっくりとまたがり、フォークを沈めます。ユサユサゆすっちゃ駄目ですよ。
動きの悪いフォークはこの測定が難しい。フリクションが有るので測る度に違った値に。
チューン済みのこのフォーク。何度測っても同じ値(ニコニコ)。
ホント、インナーチューブに特殊メッキを掛けるよりも、ベアリングを入れた方がはるかに動きが良く成ります。
で・・・・・・・・・。
今度のスプリング、沈む量が15mm少ない。
プリロード調整なんて便利な機構は付いていないこのフォーク。
ヘヘ、簡単です。スプリングの上に入っているカラーを15mm切断すればOK。
外は雨なので、試乗はいつ出来るのかなー・・・・・・。
直ぐの追記。
15mmカラーを切断したが、15mm低くならない?
エーーー。理由が判ったらサスについてかなり詳しい、と言うかしっかりと理解しています。
答えはエアーバネ。オイル量を少なくするとフロント車高が下がるあれです。
まあ、とりあえず3mmですので、此の侭試乗をして見ます。
シートにドンドンと加重した感じでは、リアとシンクロして中々良さそうです。
あ、ついでに、今回のスプリング、線径が太く、巻き数も多い。と言う事は体積が増えていますのでオイル量は減らす方向に成るかも知れません。
2013.10.01