長い配線を短くするには・・。

回路図から判った、無茶長い配線。少なく見積もっても2mは超える。

此れをバッテリーからコイルまで、最短距離で繋ぐには・・・・・・。

電気を弄ってる方はニヤニヤしているでしょうね。答えは簡単です。リレーの利用。

リレーとは内部にコイルが巻いてあり、このコイルに電流を流すと電磁石に成ります。

この電磁石のすぐ側に鉄片が有り、磁石に吸い付けられますね。

この鉄片に電気接点がついているのです。

このコイルの消費電流はほんの僅か。しかもイグニッションONの間は電流を流し続けますので、インダクタンスの影響は受けない。

回路的にはこう成ります。

リレーのコイルに流す電流は、本来イグニッションコイルへ行く回路。かなり遠回りしてロスの多い回路でも、リレーの消費電流は微々たる物ですから、途中のロスは無視出来ます。

イグニッションコイルへの電流は、バッテリーからヒューズを通っただけで、ダイレクトに送られますので、標準回路のロスと比べると、極端に低く成ります。

此れで、初めてイグニッションコイルは、本来の性能を発揮できます。

勿論、イグニッションコイルからイグナイター、イグナイターからバッテリーへの配線も、最短距離で太い配線に交換します。

さて、何時出来るかな?

2011.5.1

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