インプレッション そのU
昨日は、ほんの2〜3kmの試乗。今日はオイルも交換したし、チョット真面目に試乗です。
で、走り出してすぐに気が付きました。軽い蛇行をします。慣れてしまうと、平気に成る範囲です。
原因はステアリングナットの締め過ぎ。
そうか、ハンドリングが鈍いのはこの所為みたい。
ガス補給を兼ねて10数キロ乗り、その他のライディングポジションや、ブレーキペダルの位置等、色々と気に成って来たので、とりあえず戻ってメンテ開始です。
オイル交換はしたので、ミッションのタッチはだいぶ良くなりましたけどまだまだです。3000kmでは当たりが付かないのかも知れません。
とりあえずステアリングナットの調整。
メインスタンドが無いので山勘での調整ですけど、あの硬さならほんのチョイで良い筈です。
考えて見ると、過去に新車で買って、あそこの調整をしないで済んだのはほんの僅かな台数。殆どが締め過ぎ傾向です。
慣れると平気になってしまう範囲ですが、車の脇のすり抜け時にハッキリと差が出ますし、本調子のマシンに一度でも乗ったら、締め過ぎのバイクはすぐに判ります。
一緒に調整したのは、ハンドルの位置、レバーの位置、ブレーキの遊び。ステアリングナットの戻した量はリングナットの溝の幅分。本当にチョットです。
調整が終わって、早速の試乗です。
ヤッパリステアリングの鈍さは略解消。あとほんのチョット戻すようですね。でもそれ以外は、僕の体に合わせたので、昨日の乗り辛さは嘘のように解消。調子に乗って腱鞘炎の左手を騙し騙し大垂水を往復してしまいました。
ワィンディングに行くと、ハタカブとの絶対の違い。ニーグリップの出来る事のありがたさを嫌と言う程教えてくれます。
でも、このエンジン、兎に角トルクはフラット。ギヤチェンジをサボっても平気で登って行きます。きっと前のオーナーもギヤチェンジはあまりしないで乗っていたのでしょうね。シフトに当たりの付いていない事から十分想像できます。
廻して面白いエンジンではないですが、全然せかされません。逆に言うと気持ち良い回転上昇は味わえません。
まあ、足としての購入ですからこの性格で良いのですが、ハタカブの方が廻して面白い。スロットルに対する反応も面白い。
と言う事で、これからの改造計画の骨子が見えてきました。足としてのパワーは十分。要は、スロットル操作に対する反応をもっと面白い物に。出来たらタイヤの交換。意外とそれぐらいの変更で僕好みに成りそうです。
2007.5.9