九州へ・・(プロローグ)

年の友人だった(今もですよ、笑)Y君が九州へ転勤に成った。彼に言わせると『栄転』。勿論僕を含め、悪友達の意見は・・・・・・・・・。

僕の今迄でのツーリング経験では、本州を脱出した事が無い。何時も未体験の土地は魅力タップリ。

ニヤッ。九州へ行く理由が出来た。一応彼も僕の所の大切な(?)お客様。女房もその辺は知っている。仕事だよって言えるよね。

そうと成ったら、計画計画。なんせ土地勘が全然無い。九州の位置は判る。でも大分県てどの辺よ?

馴染みの本屋さんへ九州地図を頼む。どの県がどの県と、どの様に繋がっているのかも判らない(長崎と鹿児島だけは判る)。

一応、中国四国地方の地図は持っているので、距離の計算から始め・・。

ウーーーーン。予想よりはるかに遠い。イエ、高速一発で行っちゃうんなら、まあまあの距離です。

それじゃツマンナイよね。折角行くんだから色々なコースを考えなくちゃ(基本は下道オンリー)。

其れも単に東海道を下り、瀬戸内を走るなんて・・・・・(臍曲がり)。

最初に考えたコース。東海道を下り(江戸時代なら上り)、紀伊半島を一周。和歌山からフェリーで四国に渡り四国を横断。西の外れからまたフェリー。九州上陸。

紀伊半島は面白そうだけど、四国の中心を横断と言うのは、地図で見る限り道に変化が無く、面白く無さそう。

じゃあ四国の南海岸周り。此れが半端ではなく長距離コース。1泊増やさないと無理。しかも下半分は喉かな海岸線沿いに成りそうだし。もう少し血湧き肉踊るコースは・・?

更に、有名な観光地は苦手(正直に書くと嫌い)なんですね。他の観光客とカメラを持ってウロウロなんて・・。

だから、尾瀬には行きたいんだけど行きません。

四国の南回りで1泊増やしたので、更に構想は膨らんで・・・・・・・。

で、山陰。今迄入り口の天橋立までは行っているけど、其の奥には行っていない。(天橋立も完全な観光地だったのでサッサと退散しました。)

丹後半島、鳥取、境港、萩、etc,etc・・・・。急に行きたくなって来た。ナンカ僕の行きたい所の様な・・・・。

ジックリと地図を見ると、知っている地名が沢山(名前を知っているだけです、汗)。

古き良き時代の日本を見られるかも・・。

急遽、距離の確認と1日で届く宿泊場所を調べだす。

早朝に出発すれば、若狭の高浜までオール下道で行ける。高浜で1泊して丹後半島を1周。その後も出来るだけ海岸線をトレース。

頑張れば境港(この時点では最近の境港、フィーバーしているの知らなかった)。

萩焼の良いのが有ったら欲しいな(萩焼に限らず焼き物が好きです。しかも磁器ではなく陶器)。萩までの距離も丁度良い。

萩で泊まれば、翌日九州上陸、友人の所へ。

帰りは最初は高速一発で帰る予定だったんだけど・・。

大分から関のフェリー乗り場まですぐ。其処から四国は眼と鼻の先。佐多岬は楽しめそう。根元にはすぐ高速の入り口。高速で四国を横断。淡路島を縦断。神戸で本土上陸。この方が楽しめるし、高速1本よりも走行距離も短い。

何と言っても、大好きなフェリーに乗れる。

とりあえず此れで一件落着だったんだけど・・・・・。

若狭。ハイ何度も行っています。ハタカブで行った事も。そう言えばグッチも2号も行っている。STは初めて。

此処には懇意にしてもらっている酒蔵が有るのです。知った時は無名の酒蔵。今は超有名。でも当時と変わらず僕を大事にしてくれています。単にお客さんとしてではなく・・。

此処に2年前お嫁さんが来ました。僕はすぐにお祝いを買いに益子へ・・(笑)。

お嫁さんが来た事が、自分の事の様に嬉しかったのです。

其のお嫁さんとは、電話で何度も話していますが、お会いしていない。会いたいな・・。

早朝出発でも時間的にオール下道では無理。オール下道に拘る事よりも寄りたいな。

最初の計画。出発は月曜日。どうせ出発前日は仕事なんて手につかない。だったら前日24:00前に高速に乗ってしまえば、休日割引が適用される。高速のSAかPAで仮眠を取れば・・・・・・。

若狭には午前中に届く。酒蔵に行く前に昼食を取って、13:00頃伺えば、その後高浜まではすぐ。

決定。日曜の夕方出発だ。

帰りは、土曜日に日付が変わってすぐに高速を下りる(休日割引が効く)。

残りの問題は僕の体調とSTの調子。STの整備、シッカリしないと。

                  

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