遂にMAJのセッティング開始。

待ちに待ったMAJが1個を除いて入手。感覚的に、他のジェットの様に2,5番で大きく変わると言う事は無さそうなので、リセッティングを始めました。

今、ついている番手は62,5番。偶々持っていたものをつけたんですね。小さいとは思いましたが、最初から大きなのをつけると(標準は0番、つまり穴が開いていない)、セッティングが大きく狂い、泥沼状態になると言う思いからです。まあ、小さなジェットで様子見と言う事です。

なんせ、MAJを働かせると、どの様な変わり方をするか皆目見当もつかないのですから。

勿論、理論的には判ります。でも、理論武装をして変な先入観を持ってしまうと、本当のエンジンの変化をつかみ難くなるのですね。

この考え(小さなジェットで始める)は正解。他のジェットを弄らないでも、とりあえず普通に走りました。エンジンの反応に神経を尖らせていると、『若干薄いかなー。』程度です。

でも、回転上昇の滑らかさは、完全に今迄を上回っています。急加速をしている雰囲気は無いのに、キッチリ加速しているんですよね。

兎に角、TMRのMAJを弄るのは初体験(誰もいないと思う、笑)。散々弄ったジェットなら、この症状はこのジェットをどちらへ何番。と言うのが略判りますが、MAJはまるっきり判らない。まあ薄いか濃いかぐらいは判りますが・・・・。

62,5番の状態で、チョイ濃く成るようにセッティングをしました(ニードルクリップ1段移動)。

此れは効き過ぎて、濃過ぎ。で、テーパーを緩い物に交換。この状態で何とかバランスを取っていますが、まだ若干濃い。此処の濃さをMAJを大きくして辻褄合わせの考えだったのです。

ミクニめー。MAJの入手に1箇月以上待たされました(このまだチョイ状態で浅川さんに乗られたので・・汗)。

今回、薄くするのですから、MAJを大きい物に交換。こんな時は大きく振るのが基本。チョットずつ動かすと、ベストの位置が判らないんですね。

いつの間にか、ベストポイントを通り過ぎます(笑)。

要は濃いと思った。では薄いほうに振る。この時『丁度良いかな?』を選ばないで更に大きく振るのです。

で、濃過ぎる、薄過ぎる両側から攻めて行き、ベストポイントを探すのです。

このやり方は沢山のジェットを必要としますが、ベストポイントをつかむ為には必要です(ジェット代をケチったら、キャブセッティングの放棄です)。

今回MAJを62,5→85と大きく振りました(薄くなる方向です)。

薄過ぎに成るのは覚悟の上なんですね。要はMAJの場合10番、20番振るとどの位違ってくるのかを知る為です。

走り始め。ウソッと言う位普通。益々ラフなスロットル操作を受け付けます。神経質にスロットルを扱う必要がないんです。

スロットル、オン・オフでの車体の姿勢変化も自然。

こりゃイイヤー。って喜んでいたら加速時のトルクが若干薄い。ウン、薄いな。

でも面白いのが、このくらい薄く成ると、今迄ならキリ付きが出たのですが、全然出ません。兎に角MAJを生かすとノッキングが減ります。

 

今試乗から帰って、悩んでいます。

薄いのは判った。で、対処法・・・・。

ガスを増やすか、エアーを絞るか。

答えはやって見る、それだけですね。

 

追記。

悩んでも答えは見つかりませんし、MAJを絞ると言う事は前に戻すと言う事。進歩が無いですよね。戻すのは何時でも出来る。違う方向へのチャレンジが、ノウハウを貯めるコツ(これ、大切です)。キャブの交換って基本的にチャレンジですよね?

と言う事で、ニードルのテーパーをきつい物に交換。全閉からチョイ開けでの若干の濃さも感じていたのでNJを交換。テーパーをきつくすると、全開(MJの効く所)も濃く成るのでMJを2,5番(5番にしようか迷った)絞り・・・・・。

辻褄合わせのテクニック。段々と磨かれて来ています(笑)。

 

MAJを効かせますと、基本的に廻り方が軽く成ります。排気音も良く燃えている音。ドン付きは本当に少なく成ります。

一番不思議なのが、薄くなっている筈なのにキリ付き激減。

ドカンの無いTMRなんて・・・・・。ナンテ方で無い限りお勧めです。MJホルダー、1本¥500ですし。

2010.12.03

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