30000kmを走ったST君。

僕の手元に来てから、3年半経ちました。来た当事は『何なんだこのバイク。』

その辺は、買った当時の試乗記を見て下さい。僕のボヤキが判ると思います。

僕の性格って困ったもんで、出来の悪い子ほど可愛い・・・・・・・。

実際には、3000km強走った中古車を買ったのですから、僕の実走行距離は26000km強です。

で、30000km走破したところでチョット取りまとめを・・。

基本的に良く出来たバイクと思います。僕が変と感じた所は、基本的な部分ではなく、手直しの効く範囲なのですから。

まずエンジン。非常にタフです。此処20000km以上、タッペト調整をしていません。クラッチの調整もしていないし・・・。

基本構造は略完済されたエンジンと思っています。圧縮の抜けた感じも一切しません。

始動性も文句なし。不安を持った事が有りません。いつでもセル一発。

ノーマルの問題点(アイドリングが落ち着くのに凄く時間が掛かる)も、規制に合う様なキャブセッティングの所為と思われます。

今、結構気温の低い時期。この場合でも20〜30秒でスロットルから手を離せます。スターターの使用も始動時のホンの一瞬。その後は800rpm辺りで、キッチリとアイドリングをこなします。

温まると1200rpm辺りで安定。その後どの様な走行をしてもアイドリングは不安定に成りません。

バルブ周りの強度がシッカリとしているのでしょうね。

30000km走って、クラッチの切れが、益々スムーズに、シフトタッチも少しずつ良くなって来ています。この距離でダレた所が皆無なんですね。ちょっと脅威です。

100000kmなんて平気の平左、なのかも・・・。

スプロケットも単に打ち抜きに見えますが、熱処理はシッカリとしているみたいで、ほとんど減りません。

50000kmは確実に持ちますね。

改造を別にすると、今迄交換した部品は本当に少ないのです。

バッテリーは今年の頭に換えましたが、新車から5年経っていましたので仕方が無いです。

その他にフロントブレーキパッドが10000kmぐらいで交換。

クラッチワイヤーはまだ2本目(現在まだまだ状態)。

ヘッドライトが1回切れました。

フロントフォークも用心でオーバーホールしましたが、スライドメタルはマダマダ使える状態。

スプリングはへたっていました。

ステアリングベアリングも、新車時での締め過ぎが原因のダウン。

新車でおろして、すぐに調整していれば、まだ平気だったはず。

こんなものなんですね。少なくとも30000km走ったヤレは全然感じません。と言うか今が今までの中で一番調子がよい(笑)。

オオット。チェーンを忘れていました。ノーマルの安物チェーン。それでも10000km持ちました。その後取り付けたシールチェーン(其れ成りに高級品)。伸びは無かったのですが、駒の固着で結局10000kmでパー。

現在はノンシールチェーンの其れ成りに高級品を・・(笑)。

これが大正解で、6000km使っても伸びは極小。この調子でしたら15000kmは堅いかなと・・・・。

安物バイクのST君。でも基本の所の手を抜いていないので安心して乗り続けられます。

僕のバイクと付き合いの基本です。

最初の30000kmで、自分に合ったバイクへ成長させ、その後はノンビリと楽しむ。

略その状態に成ったST君。

これからも僕の相棒として活躍しそうです。

スペアエンジンの出番は当分なさそう・・・(汗)。

2010.11.25

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