ヘッドライトSW(ハンドルSWの改造)。
一日遅れで始めました。昨日は用事が有ってとてもバイクどころでは無かったのです。
シェルパにヘッドライトSWを付けよう大作戦。書く前に一、二点の注意です。
今回のヘッドライトSWはキルSWを利用します。つまり改造後はキルSWが使えません。そんなのイヤダと言う方は此処迄でお終いです(笑)。
普段キルSWは使わない。と言う方だけにお勧めです。
作業にハンダ付けが有ります。しかもチョイ細かいのが・・・。ハンダ付けには自信が無いと言う方は止めるか、別の接続方法を考えて下さい。
ハンダ後の絶縁に熱収縮チューブを使っています。手持ちの無い方は別の絶縁方法を考えるか熱収縮チューブを購入するか・・。
ヒートガンは無くても大丈夫。ヘアードライヤーで代用出来ます。
外した右ハンドルSW。
得意の、外してから考えるピンキー君。
回路図に改造の配線を書き加えます。赤の配線はイグニッションオンで電気が流れる配線。
グリーンはヘッドライトヒューズを通過してから流れる配線。
ヒューズが切れていなければ、繋がっている配線です。
ヘッドライトヒューズを経由してからヘッドライトには給電したいですよね。
上の回路を判り易く書き直すと。
右端のSWがセルボタン。常時はヘッドライトへ給電して、ボタンを押すとセル側に切り替わりヘッドライトは消えます。バッテリーが元気なら此れで充分です。只、セルを何度も回さないと目が覚めないエンジンの時には、バッテリーに対して厳しい物が有ります。つまり休めないんですね。
バッテリーは休むと若干回復するのです。回復が出来ないと言う・・・・・・。
今回の改造。出来たらマルチコネクター側で改造をしたかったのです。その方が配線処理が簡単ですので。
オリジナルの配線を見ると茶色の線がキルSWとブレーキSWへ分かれていますよね。此処を分断するのですが、分かれているのがワイヤーハーネス内。つまりビニールの保護チューブを切り裂かないと無理なのです。
コネクター部から二本の配線で引いてくれていたら、楽だったのに(電気的にもこの方が正しい配線です)。
上の回路図はもう判りますよね。
では実践。
SW内のこのカバーを外します。+ネジを外せばOK。
キルSWへ伸びている、茶と茶白の配線を切断。
本体内の赤青の配線も切断。
切断場所を間違えない様に。
茶、茶白、赤青共ハーネスからほんの僅か出た所での切断です。写真を参照の事。
ハーネスから僅かに出ている茶、茶白の配線をハンダ付け。
同じ方向からのハンダ付けです(線を向かい合わせない)。
本体側の赤青とキルSW側の茶をハンダ付け。この時に片方に熱収縮チューブは通しておく。
同じくハーネス側の赤青とキルSWの茶白をハンダ付け。
三箇所のハンダ付けを熱収縮チューブで絶縁します。
配線の改造は此れでお終い。
SWを元の様に組み立てて下さい。
此れでキルSWのON,OFFでヘッドライトが点滅出来ます。
勿論、セルボタンを押すとキルSWに関係なくヘッドライトは消灯。
って偉そうに書いたけど、未だ付けてない(大汗)。
テスターで確認したら大丈夫でしたので・・・・・・・(笑)。
さて、シェルパを新しいバッテリーで目覚めさせますか。
2012.8.3