スッコッとオイラーとシールチェーンの相性。
スコットオイラーを取り付けてから2500km近く走りました。
その間、給油、掃除、張りの調整と言った、チェーンにはつきモノのメンテを一切行っていません。
正直、此処20年以上シャフトドライブのマシンでの長距離ツーリングを味わってしまいましたので、チェーンのメンテってメンドイ(汗)。
STがツーリングのメインに成ってからは、兎に角マメにメンテしていますが出来たらしたくない。
そんなピンキー君にとってスコットオイラーは天の恵み。STとシェルパの二台につけてしまったのです。
でも、スコットオイラーの給油場所を見るとかなり心配に成ったのも確かです。
昨日今日の製品でしたら絶対に買わなかったですね。ところがヨーロッパを中心に長年使われている。今のモデルはマイナーチェンジを重ね7代目。
そう成ると信用しても良いかな?
で、チョット給油の場所を確認。
何も見ないでこんな図を描いちゃうんですから・・・・・・(汗)。
図の場所に給油をします。スプロケの表面を遠心力でチェーン側にオイルは流れます。と言ってもほんの微量。
この図で考えると、スプロケ、ローラー、ブッシュの間には給油されますよね。
でも、一番大事なブッシュとピンの間の潤滑は・・?
シールチェーンはこの部分にグリスが封入されているのでまあ良しとしても、ノンシールチェーンは・・・・・?
今の世の中に、ノンシールチェーンを好き好んで使っている物好きは無視されたのかな?
でも、輸入元(HPだけ残っています)の説明にはシールチェーン専用なんて書いてないし。
まあイイヤってとりあえずSTにつけました。暫らく走るとピンとブッシュの間にもオイルが行ってるみたいなんですね。チェーンの弛んだ部分を上下にゆすれば判ります。いたって軽く上下を。
何処からオイルは行くんだい?
まあ、潤滑しているんだから良しとして、今度はシールチェーン。
シールして有るんだから、給油側のシールには潤滑されても、反対側のシールは乾いた侭なのかな?
確かにメーカーサイドでは、ダブルインジェクターとして、スプロケの両面に給油するノズルがオプションで有る。
ウーーーンと悩んで2分30秒。まあイイヤ。シングルで給油してダメならダブルにしよう。
で、2500km片側からの給油のチェーン。
画面左側が給油している側。何処からオイルが来るのか判んないんだけど、右側のシールもオイルで濡れている。
表面の汚れに滲みこんで・・・・・・。そんな訳無いか。
チェーンの内側(スプロケに接する側)。インナープレートはピカピカ状態。アウタープレートの外側と比べたら一目瞭然。入手した時のチェーンはインナーもアウターと同じくらい汚れていた。
まあ、チェーンガイドで拭き取られたんでしょうけど。
兎に角チェーンのメンテがメンドイ人には絶対にお勧めです。
今のチェーン、後何キロ持つんだろうか?
2012.5.30