ガソリンタンクとの干渉。

インテークパイプに此れだと言うアイディアが浮かばない。

塩ビパイプなんぞを使って接続も考えたんだけど(塩ビパイプは買って来た)、エアクリとの接続に曲げ加工が必要。

何かもっとスマートな方法は・・・・・・?

こんな時には一旦休憩。

もう一つ僕が心配していたのはガスタンクとのゴッチンコ。

シェルパの標準キャブ、34Φです。普通のキャブと違っている点、正面からの写真で判り辛いでしょうが、スロットルワイヤーホルダーが左側なんですね(写真では右側)。

ミクニに頑張って作らせた様。

ナンデ左に・・?

シェルパのキャブ、車体右にオフセットして取り付けられています。

中心に付けちゃうと、リアサスにゴチンコしちゃうんですね。

キャブが右に寄って、更に右からワイヤーを出すとワイヤーはかなりフレームから離れます。

ワイヤーをはわせる基本はフレーム沿い。

ワイヤーを左から出せば、フレームに見事に沿うのです。

カワサキらしくない細かな気配りに・・・・・・(笑)。

もう判ったでしょう。TMRは普通の右出し。つまりかなりフレームから離れる。シェルパは車体をスリムにする為に、可也ギュウギュウにパーツを詰め込んでいる。

つまりワイヤー周りが他のパーツ(もちガソリンタンク)と干渉するのを恐れていたのです。

スピゴットは出来ていますから、キャブの位置は出ます。

スピゴットだけでキャブを固定し、タンクを乗せました。

ハハ、見事にゴチンコ(やる方は大変だけど、見ている方はこうでなくちゃ、汗)。

タンクとの隙間、キャブを前に移動させれば少しは楽に成りそう。

と言う事で長めのスピゴットを切断します。

実測で7mmつめられますので、7mmカット。マニホールドと噛み合う溝は切り直しです。

勿論、内側のテーパー加工も・・・。

4連キャブなら要らない気遣い。キャブの垂直を出したいのですね。インテークにマーキング。

キャブ側にも同じく。両方のマーキングが揃った位置がキャブの垂直が出ている点。

サイドスタンドでの作業ですから、垂直って判り辛いのです。

その後は、タンクを乗せ、当たる場所をマーク。タンクを外し其処を削りまたタンクを乗せる。当たる所を再度マーキング、タンクを外し削る。

20回近くタンクを乗せたり外したり。

でもこの作業、先日のSTのエキパイの位置に拘って取り付けた浅川さんの作業から比べたら・・・・・・。

で、何処とも干渉しなく成ったワイヤーホルダー。

見事に削り取られています。ボルトの頭もチョン。当たるのですから仕方が有りません。

細かなバリは手鑢でこの後修正。

僅かでも当たったらブッブー。長期間の使用、振動でタンクの底に穴が開いたら・・・・・・・。

振動を考えたら、1mm以上の隙間は欲しいのです。

ギリギリの所はタンクにビニールテープを張り、暫らく走行後にテープをチェック。テープに当たった痕が無ければセーフ。

次はワイヤーを実際に取り付け、ワイヤーとの干渉のチェック。

マダマダ先は長いです。

2013.6.28

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