無事に走り出しました。
昨日、夕方。無事に走り始めました。キャブが付いたのに直ぐに走れなかったのはバッテリーの所為。
中古で買ったシェルパですから。付いていたバッテリーがどの程度の物かは判らなかったんですね。
長期の休暇の間、完全に上がってはいなくて、ヘッドライトの点灯は出来ましたがセルが回らず・・・・・・。
何度か充電を繰り返しましたが、ついに復帰は出来ませんでした。密閉型に成ってからのバッテリー、長期使わないと駄目に成り易く感じます。
通販で買うと安いですので、直ぐ購入。
液を入れてから、一晩寝かし(極板に液が充分染み渡るのを待つ)、軽く補充電(極板の活性化)。その後バイクへ取り付けます。
ガスコックをON。スターターは使いません。と言うのはチョークと違いスターターは強力です。間違うと一瞬でプラグがビショビショ。
スターター無しで何度かのクランキング、其れで掛からなかったら初めてスターターを使います(キャブセッティングの判らないバイクでの必須)。
で、スターター無しで2〜3回の短いクランキングであっけなく始動。
スロットルから手を離すとエンストするので、スロットルストップスクリューを僅かに締めこみます(初めてのキャブですからメーカー出荷時のアイドル調整は当てに出来ません)。
暖気は全然済んでないのに、スロットルから手を離しても正常回転でアイドリング。
其の侭放置プレイ。エンジン温度が上がってもアイドリングは落ち着いた侭。
STと同じです。余程の極寒で無ければスターターは要らず、エンジン始動後のスロットル操作も要りません。
エンジン始動時に必要なのはイグニッションキーをON。セルボタンを押す(ほんの一瞬)だけです。走り出すまでスロットルに手を触れる必要が無いんですね。
どうも此れはTMRのお陰かなと・・・。
あんなにエンジン始動を嫌がっていたシェルパがSTと同じ始動性を手に入れました。此れで目標は達成ですね(笑)。
軽くスロットルをブリッピング。レーシングキャブの神経質さは微塵も見せないで極普通に吹き上がります。
さて試乗。クラッチミートの瞬間のトルクもアップ。
置いてある場所から道路に出るのが結構な勾配の登り、しかも助走は取れないし、直ぐに道路。右からの車は見えないと言う・・・・・。
低速トルクが無いとエンストし易い条件なんですね。ノーマルキャブの時には発進時に気を使いました。エンストしない様に回転を上げると道路に飛び出しますし、飛び出さない様に回転を抑えるとエンスト。
TMRの方が負圧じゃないかいと言う程従順です。スルスルと坂を登りエンストの気配も有りません。
道路に出ると直ぐ下り連続S字コーナー。慣れているSTと同じ調子で走り出します。ヘヘ、コリャーいいぞ。
其の侭30km程走りまわり、帰宅。
プリセッティングは大成功。普通の感じでは充分のセッティング。勿論チョイ弄りますよ。
最初に意図した柔らかいツキが物足りなく・・・・・・(汗)。
ノーマルスロットルホルダーですから超ハイスロです。
で、ドン付きゼロ。
負圧バルブをつけていないのでエンブレが効き過ぎるかなー?程度です。
超ハイスロが全然苦に成りません。STの時には苦労したのに。
回転を上げると4バルブ2カムを主張します。
帰宅した時の僕の顔はニコニコニコ(面白かったー)。
とりあえずキャブの交換は大成功だったようです。
あ、どの位ハイスロか写真を見て下さい。此れで極普通のスロットル操作を受け付けます。TMRは凄い。
70°有るか無いかです。
2013.8.4
間違いなく、ノーマルキャブをプリセッティングで凌駕しました。でも此処からが本番。
これから細やかなセッティングに入ります。
早々とMJは交換に成りました。
針廻りも交換予定です(パーツの入荷待ち)。
キャブ交換をするならトコトンセッティングしましょう。
キッチリとセッティングされたTMRは雑誌や巷での評価なんてくそ喰らえ。
パワーがアップしながら、非常に使い易いエンジンに成ります。
セッティングパーツ代を気にするならTMRには手を出さない方が良いと思っています。
そんな細々しい事の先にTMRの醍醐味が待っているんですけどねー。
この先の細かなリセッティングはBLOGにアップします。
長い道のりを楽しみます。
2013.8.12