BING用のパイロットジェット。BMではアイドルジェットと呼んでいますが、ミクニファンのピンキー君はパイロットジェットと勝手に呼んでいます。

80のメーカー出荷時は45番。でも其れですと、高山病に掛かり易く、高地でアイドリング不調に成ってしまうので、40番でセッティングしていました。ピンキー1号はそれであちこち走り回って、今回の様な症状は一切無かったのです。

ピンキー1号でもエアクリはK&Nに替えて有りましたし、吸入ダクトも二本とも太いものに替えて有りました。それでも40番でOK。

今回は更にエアクリの容量アップ。ヤハリ薄く成ってしまったんですね。標準の45番へ交換です。

とりあえず、パイロットジェットだけを交換(これを替えると、全域で濃く成ります)。エンジンスタート。昨日までの症状は丸っ切り影を潜めました。判ってみれば何の事は無いのですが、キャブセッティングはこんな物ですね。

ある程度暖まった状態で、スロットルを煽ると、昨日までの吹き上がりは若干後退。それは当たり前です。全域で濃くなってしまったんですから。

走行テスト後、ニードルジェットを小さくする様に成ると思います。

こんなに弄ってもCRに交換するんならムダの様に思われるかもしれませんが、僕はまずノーマル、其の状態で散々弄って不満点が解消すれば其れが一番と思っています。それでも解消しない不満点が残った場合、初めてパーツ(キャブ)の交換です。

ちょっとしたヒント。キャブセッティングでメチャ狂っていれば、濃いか薄いか判りますが、ほんの若干の時は判り辛いです。其の時は不調の状態で軽くスターター(チョーク)を働かせます。で、更に症状が悪くなったら濃過ぎですし、好調に成ったら薄いと判断できます。

同じ事で、アイドリング時が濃いか薄いかのチェックには、アイドリング状態で燃料コックを閉じます。ガス欠寸前でアイドリングが上がったら、濃い目です。只、ほんの若干濃い目の方が、アイドリングは安定し易いです。

2007.3.23

BACK