パイロット系は決まって来ましたが、ハーフスロットルが若干濃い。パイロット系を薄く(パイロットジェット#40)していた時に感じた3000rpmを過ぎてからの気持ちの良い吹き上がりが無くなりました。パイロットジェットを大きくした為の症状ですから仕方が有りません。ホンジャと又もやニードルジェットを絞ったら、開け始めでトルクが薄い。ナルホドナルホド。ニードルジェットでは絞れないのを確認。で、ニードルジェットを標準の2,68に戻す。

残るはメインジェット。ニードルのクリップ位置は変わる範囲があまりにも広過ぎて、今回の様にピンポイント的なセッティングでは弄らない方が良い場合が多い。

現在付いているメインジェットは#150。#145と思ったら、#145はドリルで穴を広げてあって使えない(汗)。5年もBMを乗らない間にハタカブのキャブで鍛えられてセッティングの仕方がかなり変わっているのに自分でもビックリ。以前のセッティングでは#145はもう使わないと思ったんでしょうね。

手持ちは#140。まあ、とりあえずで、結果によってはメインジェットを買えばイイヤののりです。

組み替えてエンジン始動。此処のところチョクチョク弄っているので、走らなくても大体は判る。

どうも、正解の様です。スロットルで3000rpm辺りをキープ。其処からスロットルを煽ると、ヘヘッBINGじゃないね。と言う廻り方。勿論ノーマルBINGでは出来ない芸当。考えてみたら、ビングを改造してセッティングの詰めがまだ今一の状態でピンキー君ダウン。其れっきりに成っていたBING。

何にもしない5年間なら、こうはセッティングは出来ないですが、ハタカブで散々苦労したのが役に立っています。以前は、単なる感覚セッティング。ハタカブでもまれて、理詰めのセッティング。以前程迷わなく成っています(でも、まだまだですが)。

つまらないデーターです。BINGのメインジェットの穴径。ピンゲージで測りましたので、其れ成りに正確です。

#135  1,22φ    

#145  1,29φ

#150  1,36φ

#170  1,56φ

最近は精密ドリルは1/100単位で購入出来ます。手に入れるのが難しい番手が必要な場合の奥の手です。

今回のセッティングの最中も、プラグは見ていません。正しく言うと見ても判りませんでした(カブって死んでいないかのチェックだけです)。エンジンの症状は違っていても、プラグの焼けは何時も一定。

更に一般に言われている濃い薄いの症状も、其の通りには出ません。結局濃い薄いの判断は、キットそうだと思う方向へ振ってみる。良くなったら正解。益々酷くなったら逆に振る。此れの繰り返しでした。其れが一番の近道のようです。一度自分の愛車のクセを理解すればその後は簡単。どうして欲しいかを愛車が教えてくれます。

セッティングが其れ成りに成って来たら、メインジェットが標準より大きい(それもたった5番)だけで、其れ以外のジェットは全てノーマル。ウ〜〜〜〜〜〜〜ン・・・・・・・・。

2007.4.8

 

追記です。

上記の記述の時、NJはニードルストレート部に効くと勘違いしていました。実際にはニードルの働く範囲全体に効きます。つまり全閉近くから、3/4ぐらいまで効くのです。開け始めを濃くするのにNJを弄った場合はテーパー部まで濃くなりますので、ニードルクリップ位置でテーパー部の合わせ直しに成ります。

2008.1.4

BACK