遂にエンジン始動。

僕の所為でバッテリーを殺してしまい、痛い出費。2日前で本職の仕事は一応一段落(まだいっぱい残っているんですが・・)。

いいや。今日一日2号の為に使おう(あ、僕の為か、汗)。

今回は充電済みのバッテリーを購入。交換に梃子摺りましたが無事に完成。

スロットルワイヤー周りを作り易くする為に、ワイヤーハーネスがあちこちで切断(コネクターを外しただけ)。

その辺をもう一度接続しなおし、エンジン始動準備。

ガスタンクの中に少量ながら、古いガスが残っています。匂いをかぐとガソリンの匂いではなく、シンナーの匂い。

兎に角タンクを色々な角度にして、残っているガスを排出。出て来たガソリンは薄い黄色。変質直前だったかな?

こんなに時間を掛けるつもりじゃなかったので、ガスもかなり痛んでいました。

出来るだけ古いガスを排出したら、新しいガスをSTから抜いて注入。

この場合、古いガスの影響を少しでも少なくする為に(古いガス、完全には抜け切らなかった)、タンクに半分以上新しいガスを入れます。

STのタンク。大きいので大助かり。

で、此処で直ぐにエンジン始動をやってはいけません。エンジン内部、オイルが下がり切った状態です。

まずプラグを外す(セルに負担を掛けない為)。

プラグにはプラグコードをつけ、シリンダーの上に置く。

勿論ガスコックはOFFの侭。

セルボタンを2〜3秒押す(長時間厳禁)、一呼吸置いて、また2〜3秒。

オイルプレッシャーランプが消えるまで続けます。

ランプが消えてもこの動作を3〜5回。

勿論、この間、クランキング時にプラグから火が出ている事を確認。

ぼくの80。何で?と言うくらい長期に惰眠を貪るのが得意(笑)。購入した時には4〜5年。

1号から2号への変身に5年の休暇。

それから見れば今回は1年半。長期休暇に強いボクサーエンジンなのを知っていますので、その辺の不安は有りません。

オイルが回ったら、プラグを取り付け、ガスコックON。

キャブに耳を近付けると、ガスの落ちていく音が聞こえます。チョッピリ緊張。ガス漏れチェック。

全て異常なし。

さあ、此れからが問題。過去にセッティング済みのBINGなら始動のコツも判っています。

未経験のCR。一応SJのみ70→62へ変更(29Φ買って良かった、部品取り、汗)。

なぜかと言いますと、33Φ(500km走行の中古品)を買った時、スローポートから生ガスの流れた後が有ったんですね。此れは完全に濃い。

丁度ヤフオクで落とした29Φには62番がついている(33Φは70番)、ジェットの有効利用です。

バイクを弄っている方ならご承知でしょうが、長期休暇したエンジン(特に4スト)は最初の始動に時間が掛かります。

今回の場合、始動に梃子摺ったら、長期休暇の所為かキャブの所為かの判断が難しいんですね。

まず様子見。スターター(チョークではなくスターター)を使わないでエンジン始動。つまりスロー系が濃過ぎる場合は、此れで始動してしまうんです。其処へスターターを使ったら、プラグビショビショ・・・・・・。

よく、薄過ぎてエンジンブローなんて話が有りますが、あれはかなり特殊な状態。エンジン始動時に薄過ぎてピストンを溶かすなんて事絶対に有りません。

何度かクランキング。火が点いている感じゼロ。薄いな。

此処で初めてスターターを使います。

スターターレバーを前方に押し、スターター回路からガスを注入。セルON。

ボボボーンと言ってエンジンに火が入った。

なんせアイドリング調整なんか全然していないCRキャブ。左右だって目視で合わせただけ。

どの位スロットルを開ければ、丁度良いアイドリングをするのかも判らないんです。

1分間くらい、手でスロットルをコントロールして暖機。

もう良いかな?とスロットルから手を離すとストンとエンジンストップ。

キャブの開き方、少な過ぎ。でアイドル調整なんだけど、僕のCR。左右別々に合わせないで良い様に作った。

タンク下の調整ネジを若干締めて、セルON。一瞬でエンジンは息を吹き返し、ニコッ。

で・・・・・・・・・。

エンジンが息を吹き介した瞬間のタコメーター。1000rpmでぴたっと安定。BINGでは難しかった。

そりゃ、エンジンが暖まりきればBINGでも安定したが、この温度ではタコの針がピクピク。

左右の同調も取っていないんだよ。排気音も片肺の様子は全然なし。左右が仲良くジャブを繰り出している。ボクサーだもんね。

5分ほどエンジンをアイドリング。タコの回転数は変らず。

これから、細かな調整に入るんだけど、今の状態の確認にプラグチェック。

右側が右気筒。左側が左気筒。左が若干カブリ気味。と言ってかぶって走れなく成る程でもない。

勿論何度かのブリッピング。2000rpm辺りでの固定もしている。

何もしないでのエンジン始動で、この状態は十分に合格。

だって・・・・・・。

左側

右側

 

こんな状態でのエンジン始動だったのです。此れで左右が揃ったら絶対に変(笑)。

これで第一関門突破です。

でも、笑っちゃうのが、ブリッピング時のレスポンス。調子の出たBINGの方が上。

アノネー・・・・・・。と言いながら、楽しい時間が待っています。

2011.1.18

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