チョット待てよ・・・・?

僕はその場に成らないと、真剣に考えないと言う困ったクセが・・・・・・。

と言うか、下手な考え休むに似たり。で、机上の理論って嫌いなんですね。実践あるのみ。現物を前にして実際に手に触れて考える。どんなにカタログや資料を見ても此れに勝る事は有りません。まあ実践で叩き上げの人間ですから(笑)。

で、凄く面白い写真を二つ。

上は33Φのフロート室。下は26Φのフロート室。違いに気付きました?

TMRとFCRは、キャブの口径の違いを穴の下側を揃えて、大径に成る程上へ穴が広がります。

CRを設計した人、此れ気付かなかったんでしょうね。穴の口径の違い。中心点が一緒で、大径へは外周全体が広がるのです。

どちらが正しい設計と思います?

京浜も此れに気付いてFCRでは対処したのでしょうね。

ベンチュリー部の下側にメインノズルが有りますが、FCRやTMRの方式でしたら、ノズルの位置はボディに対して一緒です。

ところがCRはノズルの位置(高さ)を口径に応じて変えないといけないのです。

つまり油面からの距離が違ってくるのですね。

小口径程、メインノズルの位置が油面に対して高いのです。つまり薄く成ってしまうのですね。

上の写真で判ると思いますが、26Φの方がメインジェットホルダーが奥までネジ込めれています。29Φとの差1,5mm。メインボア径の半径分奥まっているんです。つまりMJが燃料に入っている部分が1,5mm少ない。

油面が1,5mm下がったのと同じ。そう成ると33Φと26Φでの油面の違い・・・・・・・・。

キャブセッティングの基礎。まず油面と思っています。此れは絶対に不動にしなければ。

キャブの歴史の中で、別体式フロート室が一体式に変ったのも此れが原因ですし。

CRを弄るのは初めてですが、結構笑わせてくれています。昔のバイクを弄るのと同じ感覚ですね。凄い設計をしているなーって。

でも、甘い分弄り代もタップリ有るのですね。こう言うのは、僕にとって楽しみがいっぱい。

TMRをつけるのは、かなり先に成りそうです。

でも、考える程楽しみがいっぱい湧き出して・・・・・(ニコニコニコ)。

2011.2.4

この記事をアップしてから友人から電話が来ました。その時の内容も重要ですので・・・・。

この時の話で。『SJはガスに浸っている部分がMJと違い口径が変っても一緒だから平気だね。』

と言った内容です。違うんです。ジェットの浸っている深さではなく、油面から噴出口迄の高さが問題なのです。

そうです、スロー系の油面も低い事に成りますね。今度の29Φ。その辺りも弄ってみようと思っています。

VMタイプへの改造なんてのも考えていますので、僕のCRはCRと呼べない状態に成るんじゃ無いかと・・。

要は何でも良いんです。僕にとって楽しいバイクに仕上がれば・・。

2011.2.25

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