アイドリングが落ち着かない(リンクのガタ?)。

其れ成りに距離を伸ばし、スロットルバルブとキャブ本体間の馴染みも進んで来ました。僕の場合薄い混合油を使用していますから、キャブ本体とスロットルバルブ間も潤滑されます。

4ストにも混合油を使うのって、結構メリットが多いのです。ただし粗悪な物は駄目ですよ。燃焼室内を汚すだけですから。

で、スロットルバルブの動きが良くなって来た。結果・・・・・・・・・。

アイドリングの回転数が、落ち着かないのです。

スロットルバルブの位置が、決まらない感じなんですね。つまり、時によって、バルブの位置が微妙に上下を・・・・。

CRキャブのリンク周り。スロットルストップアジャスターで位置を決められているのは、写真右の部品です。スロットルシャフトと強固に繋がっていますので、大丈夫。

スロットルバルブは、左の部品と結合。スロットルの上下の動きは、赤矢印のパーツで夫々を結合。

此処で問題。赤矢印のパーツ。青矢印のシャフトに刺さるのですが、此処にガタが有るんですね。

つまりガタの分、スロットルバルブは上下に自由に動いてしまうんです。

スロットルが開いている時は、この程度のガタは問題ないですが、アイドリング時の僅かの開きの時には・・・・・・・・・。

京浜は此れを知っていて緑矢印のスプリングでシャフトを引き合い、ガタを片側に寄せて見かけ上ガタをゼロにしています。

このスプリング。小さいですが結構強い。引きの力分、フリクションが発生します。で、このフリクション、かなり強い。

スプリングを外してスロットルシャフトを回したら、もう元には戻れません。

お馬鹿なピンキー君は、最初からこのスプリングを外して、CRを組み付けました。

最初の、スロットルバルブと本体間のフリクションが大きい間は、問題なかったんですね。

走行距離が伸び、キャブ内のフリクションが減って来て、スロットルバルブが、自由に動き始めて来たのです。

信号待ちの度に、アイドリング調整。まあレーサーみたいでカッコ良いとも取れますが・・・(汗)。

ガタをなくしてフリクションも最小に・・・・・・。

本当は砲金で作りたかったのですが、手持ちの砲金が使い切ってしまっていてゼロ。

買って来ている暇はないし・・・・・・。

樹脂で作る事にしました。寸法精度の良い材料をチョイス。

なんせ、シャフトの太さがスロット側と、リンク側では1/100mm違う。それに合わせて1/100mm違いのドリルを買ったのですから・・(殆ど病気)。

で・・・・・・・・・・・。

出来上がりました。少しでも強度が欲しいので、肉抜きは最小。現物合わせで当たる所を、少しずつ削ったのです。

量産はとても無理(笑)。ボケて写っているシャフトも、ダミーのスロットルシャフト。

なんせ、4連をばらしたので、使えるシャフトが無いんです(大汗)。

バイクに付いた侭のキャブで、寸法取りも面倒ですし・・( 外した33Φで寸法合わせをしました)。

厚みも限界まで厚くしたので、スロットル側には差し込めなくなってしまいました。

赤矢印の部分を削って、ヤット差し込める寸法です。

さ、これから組み込みですが、此れでアイドリングの不調が治る保障は無いんですね。

治らなかったら・・・・・・・・(涙)。

2011.6.4

試乗結果です。

僕の考えた不安定原因。見事にビンゴ。

スロー系のセッティングが、未だなのもバレましたが・・・・・・(汗)。

言い訳ではないですが、針の入荷を待っている状態ですから、仕方が有りません。

詳しくは此処にアップしました。

ボクサーエンジンとCRの相性、悪くないようです。

BMの持ち味のノンビリ走りも受け付けますし、鞭を当てれば・・・・・・。

2011.6.6

追記です。

300km程のツーリングに行って来ました。

耐久性が心配でしたので、ノーマルのリンクプレートを持ってです(汗)。

その心配は杞憂で済みました。

帰ってから、ガタの増え具合もチェック。問題有りません。

で、ボクサーエンジンは左右同調にシビアと言うのを更に実感。

BING時代。2号に改造をしてから、やたら高回転を好むエンジンに成っていたのです(エアクリの所為と思われる)。

4000rpmでクルージング。イエ低速トルクが無くなったのではなく、回っている事を感じさせないエンジンに成ったのです。

今回高速を100km以上でクルージング。其の時気をつけないと4速で走っているんですね。回り方にストレスが無いのです。

CRに交換した当時には、この性格が薄れました。

低速トルクはたっぷり有るが、回し過ぎは直ぐに気付きました。

左右のバラつきが無くなり、回るエンジンに成ったのです。

チョット不思議な感覚です。4〜5000rpmでの連続走行が苦しくないのですから。

2011.6.25

BACK