穴一つで、CRの欠点が・・。
ネタをアップしてから結構経ちましたね。イエ、僕って結構忙しい体なのです。僕の実態を知っている人は、ブログのアップをよくやる暇が有るねって・・・。
でも、このネタは早くしたかった。勿論、実験ではなく実践で。
つまり、実験をしなくても効果を十分に想像出来たのです。絶対に巧く行くって。
とりあえず、全閉でベンチュリー上端から2mm下がった所に2,8mmの穴を開けました。
開けて判った事は、スロットルのメッキがめちゃ硬い。ハードクロムを嫌と言う程実感。電ドルで開けるのは無理。最低でボール盤。其れも切れ味の良い刃で。
最初に2号に行ったのは、スロットルの交換。カッタウェイを3,0から2,5に交換です。
理由は簡単で3,0は2個しか持っていない。2,5は4個有る。要は、穴無しと穴有りを、同じ条件でテストをしたいのです。
2号の場合、カッタウェイの違いは、他の部分のセッティングで十分補えますので気が楽です。
まず、穴無しの状態で試乗。友人も来て一緒に試乗。
彼が試乗している間に、もう1セットのスロットルに穴を開けます。
彼が帰るのを待ち、スロットルの交換。
エンジンのアイドリングで、早くも穴の効果を実感。アイドリングの落ち着きが良いのです。今迄は、何か薄さを訴えていた(実際には薄くない)エンジンが落ち着いたアイドリング。
回転数も僅かながら上昇。
少なくとも、アイドリング状態は穴あきの勝ち。
軽くブリッピング。ヘヘ、ツキが違う。ワンテンポ遅れない。タコメーターの針がピクピク動きます。
ギヤをローに入れ、発進。わざとスロットルを急開。今まで有った、一瞬のボケが解消。
成る程ね。予想通り。
友人も試乗。感想は僕と同じ。少なくともマイナス面は見られない。
で、僕は更に効果を狙って・・・・・。
走った感じで、スロットル微開は凄く良く成った。でも其れよりも開けると、穴がボディの中に入り、元のCRに。
もうチョイ開けた所まで、効果を持たせたい。
やった加工が上の写真です。
左端がノーマルスロットル。中心が穴を1個開けた物。
問題は右端。穴の効果範囲を広げたいので、長穴加工をしました。
2個開けると、スロットルの移動に対して穴の面積変化がスムーズには行かないと感じたのです。
此れで、スロットル開度1/4近くまで効果が出ます。
さて、どう成りますか?
今日は時間切れ。
結果は明後日の試乗です。
2011.10.29
チョット停滞をしています。
実はこの後、セッティングをつめたんですね。で、エンジン温度が上がるとアイドリングが不安定に・・・。
下がるんで無くて上がっちゃうんですね。
下手をすると2000rpmでアイドリングをしちゃう。
で、スロットルストップスクリューでアイドリングを下げると、今度は下がり過ぎてアイドリングが出来ない。
ワイヤーでのアイドリング調整は無理かな?と言う処で一旦中止。
で、よーーーく考えて見ると・・・・・。
スロットルバルブに穴を開けた。小さいうちは良いんですよね。
欲張って楕円の穴を・・・・。
此れがいけなかった。大量にエアーを吸えます。カッタウェイの隙間よりもタップリと・・・(大汗)。
つまり、アイドリングが不安定に成って当たり前なんです。感じとしては二次エアーを吸って不安定なキャブとソックリな症状です。
穴を開けるなら小さな穴を1個。それ以上に欲張ってはダメ。と言うまあナンダカナの結論です。
2号にも暫らく乗っていないので、乗りたいですね。スロットルバルブ、標準品に戻しますか。
これ以上をCRに求めるのは厳しい。まあ色々な方法が有るのは判ってますが、そんな事をしているんならTMRに換えてしまった方が手っ取り早い。
要はチューンとデチューン、どちらが簡単か?なんですね。
つまりCRをTMRに近づけるのと、TMRをCRに近づけるの。どちらが簡単か?判りますよね(笑)。
2012.4.10