ガタはバックラッシュ。

リンクのガタを片側に寄せて、ガタをなくすのが目的の小さなスプリング。

よくよく考えてみたら・・・・・・。

引く時は、片側に寄せられ、戻す時は反対側に寄せられる。此れは4連なら、4個のキャブ共同じ状態に。

つまり、ガタが有っても、ガタの量が同じなら、4気筒とも同じ状態。

要は、此処のガタ、スロットルワイヤーの遊びと同じ原理。

4気筒のガタ、其々にガタの量が違うとは思えない。有ったって1/100mm台の筈(違ったら無茶精度の悪い加工精度)。

つまりガタは有る。でもその差は少ないのが量産品の強み。

極論を言えば、1mmガタが有っても4気筒共同じなら平気って事。

早い話、ボクサーエンジン。スロットルワイヤーには必ず遊びが(1mmは当たり前)。で、この遊び量を左右で併せるのが大事。此処でガタをゼロにしましょうなんて誰も思わないし、思ったら馬鹿(笑)。

同じドリルで穴を開けて、0,1mmの差をつけたら凄い腕。ボクサーエンジンの左右のワイヤーの遊びの差、0,1mm以下に押さえたら素晴らしい腕。

つまり、リンクに入るスプリング、要らなくて当然と言うのが、酔った頭で考えたピンキー君の結論。

普通の工業製品で、あそこのガタの差を4気筒で0,1mmも出せたら凄いですよね(工業製品とは言えないレベル)。

もし、此処を見て、スプリングを外し、ばらついたって方がいましたら、是非そのマシンを見せて下さい。変な考えでは有りません。なぜそう成ったのかを見てみたいのです。要は僕の考えと違った結果のマシンを見るのは最高の勉強。

知識アップの欲求の凄く強いピンキーなのです。

兎に角2号の試乗で、左右のバラつきには全く無縁の状態でしたので。

2011.2.15

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