手を抜いてはいけません。
ニードルジェットの穴径を広げるのは、TMRで覚えたテクニックの有効利用。アレが出来ると、兎に角セッティング範囲が広がる。
で、問題は、標準ジェットの穴径を正確に測る事。こんな測定にはピンゲージ(1/100mm単位で太さの違った丸棒)を使う。
欲しいんだけど、無茶高いんですね。
知り合いの旋盤屋さんが持っている。でも行くのメンドイナー。
予定外の入院なんてしてしまったし。
そんな時、あるBLOGに標準ジェットの寸法が書いて有った。
助かりー。其処でのデーターでは2.89mm。
其処で、僕は3種類のドリルを発注。
確認の意味で、2.89mm。オーバーサイズの2.9mm。更に2.91mm。
此れで1/100単位で二種類のオーバーサイズが出来る筈。
29Φから外した4本のジェット。新品キャブなので十分に信用出来る(使用したジェットは磨耗します)。
まず、2.89mmのドリルを挿入。スルリと入ったけど・・・・・・・・。普通の人ならピッタシって言うんだろうなー。
でも、僕は普段から1/100mmの精度の仕事をしている。其の手では若干ながらのガタを・・・・・。
念の為に、2.9mmを挿入。チョットでも斜めに成ると入らないが、そっと挿入するとスルリ。
本当にガタなくスルリ。
ドリルを廻すと、気持ち良く回転。
続いて2.91mm。コイツは入らない。
で、メーカーの立場に成って考えた。ミクニみたいにNJが交換出来る様にするなら、穴サイズはいろいろ必要だけど、1種類としたら、2.89mmの様に、1/100台まで求める必要が無い。
ドリルの値段。1/100台の物は高いんです。穴径は1/10台のドリルを使い、針の径で調整の方が絶対にコストを落とせる。
ハハ、二本、無駄なドリルを買っちゃった。まあ数百円の物なので、仕方がないか。
2.92mm、買う様かなー・・。
2011.2.16