CRとTMRの違い(TMRの難しさの原因)。

TMRを散々弄くって来て、CRへ初チャレンジ。戸惑っています、なぜかと言うと・・・・・・・。

セッティングへの反応がTMRよりも少ない。ついTMRで覚えた感覚で弄ると、変化量が少ない。

最初はCRって鈍いんだ。って思ったんだけれども・・・・・・・・。

僕の弄っているTMR。最近は大きく振っても昔ほど変わらない。

あるBLOGでTMRのストレートを1/100変えた場合、CRの3倍も空燃比が違ったデーターが出たとの書き込み。

普通では考えられない。そりゃTMRのストレート直径がが3mmしかなく、CRが1cmも有ったら納得出来るけど・・・・(笑)。

そこでピコン。

メイン系から噴出するガスの状態。

MAJ。TMRは基本的にMAJがゼロ。メイン系からは生ガスだけがたっぷりと。対してCR、MAJでエアーを混ぜたガスを供給。

なるほどね。今のCRについているMAJ、220番。メイン系からは生ガスとは呼べないエアーの混じったガスが噴出している筈。

単なる興味で、TMRのメイン系にエアーブリードをつけて見たけど、此れって結構重要な事だったのかも・・?

実は今日も試乗をしました。Y系の針には疑問を・・。

テーパー最初の角度が浅過ぎる。フルバンクでヘアピンコーナーを脱出するのには、絶対にドン付きはご法度。その為の浅い角度の様に思えて来た。

つまり開け始めの薄さに追いつく為の、途中の急角度って思えて来たのです。

明日、もう一度H系の針に交換。でもCRの針。なんであんなにストレート部が長いんだろう。あれではテーパー部に掛からないうちに、スロットルは開き始めてしまう。

H系の針のストレート。2/100単位なのを調整する為に、NJの1/100広げた物も作ります。そうすれば大き過ぎると思えるMAJも絞れますし。

CRの活躍していたレーシングシーン時代。ライダーのテクニック(特攻精神)におぶさっていた面が大きいんですよね。今のライダーは、エンジンの機嫌取りに使うエネルギーを、純粋にラインディングに使っていると思えるんですね(バックトルクリミッターなんて最たるもの)。

昔のレーシングマシーンは、特殊なテクニックを持った人達へのマシンでした。素人が乗る事は許されない・・・。

現在のレーシングシーン。勿論スーパーテクニシャンの世界です。でもその中でも、乗り易さを凄く要求されてきたのですね。

乗り易さなんて関係なく(そんな余裕なんて無く)、極一部の人が速く走れるマシンを作ってきた、昔のレーシングシーン(スズキの50cc3気筒はたった一人の人しか乗れませんでした)。

 

そう言えば、思い出した事が有ります。10年以上前GS750で講習会に参加した事が有ります。白バイ先導でのラィンディング競技会でした。

昼休み中、白バイ隊員の練習を見たんですね。トライアルマシンでの特訓。ある隊員が『ブレーキが効きません。』って隊長に走りながら報告。其の時の隊長の指示。

『慣れろ。』この一言でした。僕は笑っていいものか、感心していいものか?(このときの隊長、日本刀が似合う雰囲気プンプン)

昔のレーシングシーンを垣間見た気分に成ったものです。日本軍の特攻精神とでも言いますか・・。

正直、チョット面倒に成って来ました。TMRにしちまおうかな。

まあ29Φを確認してから・・・・・・・。

なんてブツブツ言いながら、キャブって凄く面白い、って益々感じているピンキー君です。

2011.2.18

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