ピンクの功罪

最初は冗談でピンクに塗りました。二年ぐらいで飽きるだろうと思っていました。それがなんと6年も。今回の2号への変身も、もう一度ピンクに戻りたくなっている。

ナゼって思われるかも知れないが、あの色で走っていると、予想外の楽しい事が・・・・・・。

とにかく楽しいのが、周りの人々の反応。バイクでソロツーリング。知らない土地で見知らぬ人から声を掛けられる。今まで色々なバイクでツーリングをしたが、ピンキー号で出かけると、声を掛けられる頻度が確実に増えた。それも声を掛けてくる人全てがとっても良い笑顔。

まず、バイクに興味の無い人達。観光バスで団体旅行中のおじいちゃん。土産屋さんのおばちゃん。ガソリンスタンドのお姉ちゃん。etc,etc・・・。『どこから来たの。』『雨の中大変だね。』『気をつけてねー。』とにかく皆さんとっても良い笑顔。そう言えば有料道路の料金所のオジサンも笑顔だったなー。一人きりのツーリングでは一番のご馳走。この沢山の笑顔を見る事が出来なかったら、もっと早く塗り替えていたと思う。バイクに乗らない人達から見て、バイク乗りは理解出来ない人種(とっても怖い人種)。つい警戒してしまう。ピンクの色はその警戒心を解いてしまうらしい。あの楽しさを判ってしまうと、後戻りは難しい。

次にバイク乗り。これは完全に二手に分かれる。なんだこれー。って馬鹿にした表情だったり、変に無視されたり。もっと酷いのは、(BM乗りに多い)見てはいけない物を見た様な複雑な表情をする(笑)。

もう一方は、ものすごい笑顔と言うか笑い顔で親しげに近寄ってくる人達。この人達とは話しが始まると、ジョークが通じ、とても楽しい人ばかり(勿論BM乗りの方も居ます)。立ち話を1時間以上もしてしまった事もチラリホラリ。

ピンキー号以前のバイクでのツーリング中にも、バイク乗りの人達から声を掛けられたが、ハッキリ言って楽しい人と、話したくない人の二通り。ピンキー号にしてからは、話したくない人達は、近寄って来なくなった。これは変に疲れなくて良い。

ピンクの色には、人を見分ける不思議な力が有るらしい。(まずい、これを書いたらピンクにしたくなって来た。)

                                                  2006.01.07

BACK