根っからの機械屋。不思議と機械を信用しません。必ずどんな物にも公差が有ります。当たり前ですけれど、見逃されています。

以前、ピンキー1号に友人を乗せたら、最初のコーナーで、リアをスキッド。音で驚いて見ると、完全にリアのブレーキを踏みすぎの様です。彼はBMを何台も持っているBMフリーク。彼のバイクのつもりでリアを踏んだら後輪がロックしたらしい。余程の力で踏んだのかな?彼のBMは後輪もディスク。余程効かないのかなー?

モノサスのリアは、効かないって言う人が多いけど、僕のは普通に効いている。特に効きすぎでも甘くも無く、極普通に。

シューはフェロードに張り替えて有るけど、それ程オリジナルとの差は感じられない。もっとも15000km走って、まだリーディング側が当っていなので、全部当るともっと効くようになるかも。

ディスクもそうだけど、ドラムの方がメンテの関係での効き方が変りやすい。

此処で公差の問題です。モノサスはホイールとファイナルが4本のボルトで止められています。ホイールの4本のボルト穴とホイールの中心。ファイナルのボルト穴4個の中心と回転の中心。合っていると思いますか?合ってるんでしょう?って考えるのは極普通。勿論これが合ってなかったら大変。でも100分台で合っていると思います?これは絶対に合っていません。

ブレーキの遊びを少なくしていって、シューが擦り始めたら、一回転事に、シュー、シューって断続的になりませんか。これがドラムの中心が合っていない証拠。もし合っていたら全周でシューが擦るはず。

で、アーなるほどって感じた人は流石です。ホイールを止めているボルトは4本。と言う事は90°ずつずらして止められます。一箇所ずつずらして止め、遊びを少なくしてシューの擦るのを聞き取ります。出来るだけ全周に近く擦る所を捜すのです。その位置が決まったらマーキング。ホイールを外した時は必ずその位置へ。

こうすると、リアの遊びを少なく出来ますし、効き、タッチ共に良く成ります。僕の足首は、動く角度が一般の人よりも少ない為の、必須事項です。

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